【暴走実話】その警官は私の顔面めがけて六尺棒をフルスイングしてきた!!
第2回【衝撃】現役時代!!スラッガーなポリスメーンに奪われた私の左目!!!!【投稿実話】
~前回までのあらすじ~
普段は自前のFX400で集会に参加していた、現役時代の投稿者。しかし、エンジントラブルによって、自らが族車仕様に改造した友人のXJ400Dを借りて集会に参加することに。フロントブレーキが完全に効かなくなっていたが、ないよりはマシと、そのまま参加したのだが……。事態は思わぬ方向へと進んでいった。
> 友人から借りた「XJ400D」のフロントブレーキがまったく効かないというマシントラブルを抱えての集会ではあったが、当時の私には仲間たちと流す集会に参加できないことのほうが、何より問題だった。
集会は普段と変わらず、数台のパトカーと、その後ろにギャラリーたちを連ねて深夜の国道を占拠していた。
この日の警察は連日の集会のせいか、あまり過激な追い込みをかけてくることはなかった。
今でこそトークスキルの高い警察官を「DJポリス」と呼んで巷でもてはやしているが、警察は我々暴走族に対して、当時から軽快なマイクパフォーマンスを披露していた。
これは全国どこの地域でもよくある光景であろう。
スピーカー越しに
「おい●●●(私の苗字)~今日は気合入れて転がしてんなぁ~! (アクセル)回しすぎてコケんじゃねぇぞ! コケた瞬間、お前は現行犯逮捕だからなぁ~!」
などと言ってくる。間違っても、ここで「俺の名前を誰から聞いたぁー!!」などとすごんではいけない。集会中は顔を隠していても、結局、警察にはバレているものだ。ここでスゴんでも、自分の存在を認めるだけ。無言でやり過ごすに限る。
時には「母さんが~夜なべをして~……」などと歌いつつ、
「お前がパクられたら母ちゃんが本気で泣くぞ! さっさと家に帰って母ちゃん孝行でもしとけ!!」
などと、更生を諭す警察もいた。
普段は自前のFX400で集会に参加していた、現役時代の投稿者。しかし、エンジントラブルによって、自らが族車仕様に改造した友人のXJ400Dを借りて集会に参加することに。フロントブレーキが完全に効かなくなっていたが、ないよりはマシと、そのまま参加したのだが……。事態は思わぬ方向へと進んでいった。
> 友人から借りた「XJ400D」のフロントブレーキがまったく効かないというマシントラブルを抱えての集会ではあったが、当時の私には仲間たちと流す集会に参加できないことのほうが、何より問題だった。
集会は普段と変わらず、数台のパトカーと、その後ろにギャラリーたちを連ねて深夜の国道を占拠していた。
この日の警察は連日の集会のせいか、あまり過激な追い込みをかけてくることはなかった。
今でこそトークスキルの高い警察官を「DJポリス」と呼んで巷でもてはやしているが、警察は我々暴走族に対して、当時から軽快なマイクパフォーマンスを披露していた。
これは全国どこの地域でもよくある光景であろう。
スピーカー越しに
「おい●●●(私の苗字)~今日は気合入れて転がしてんなぁ~! (アクセル)回しすぎてコケんじゃねぇぞ! コケた瞬間、お前は現行犯逮捕だからなぁ~!」
などと言ってくる。間違っても、ここで「俺の名前を誰から聞いたぁー!!」などとすごんではいけない。集会中は顔を隠していても、結局、警察にはバレているものだ。ここでスゴんでも、自分の存在を認めるだけ。無言でやり過ごすに限る。
時には「母さんが~夜なべをして~……」などと歌いつつ、
「お前がパクられたら母ちゃんが本気で泣くぞ! さっさと家に帰って母ちゃん孝行でもしとけ!!」
などと、更生を諭す警察もいた。
その日も「DJポリス」のマイクパフォーマンスをコール音に乗せて、自由気ままな走行を続けてた。先頭を走っていた私は、いつものように先の状況を偵察しに行くため、本隊にその旨を告げ、単独で走り出したのだ。
この偵察は、私たちが走るルートを警察が先回りし、車両やネットでの封鎖を仕掛けていることがあるため、これを回避するのが目的だった。
本来であれば総長のそばを離れないのが親衛隊長だという人もいるが、むしろ自由に何でもやりたいタイプだった私は、先のようにケツ持ちもすれば、こうした偵察も自ら好んで引き受けていた。
ましてやこの日は警察のマークも緩く、飛び出していきやすい環境にあった。フロントブレーキが使えない「XJ400D」に乗っていることなど、すでに頭の片隅に追いやっていた私には、このマークの緩さが警察の罠だと、知る由もなかった。
この偵察は、私たちが走るルートを警察が先回りし、車両やネットでの封鎖を仕掛けていることがあるため、これを回避するのが目的だった。
本来であれば総長のそばを離れないのが親衛隊長だという人もいるが、むしろ自由に何でもやりたいタイプだった私は、先のようにケツ持ちもすれば、こうした偵察も自ら好んで引き受けていた。
ましてやこの日は警察のマークも緩く、飛び出していきやすい環境にあった。フロントブレーキが使えない「XJ400D」に乗っていることなど、すでに頭の片隅に追いやっていた私には、このマークの緩さが警察の罠だと、知る由もなかった。
「XJ400D」を走らせていると、
「バキッ!!!!!!!!!!!!!」
という音とともに、突然、顔面に衝撃が走った。
偵察のため、ソコソコのスピードで走っていた私の顔面めがけて、街路樹に隠れていた警察が六尺棒をフルスイングしてきたのである。
「ヤバい!ヤラれた!!」
あっという間の出来事で、引っ叩かれた痛みよりも、その衝撃でコケないよう単車を操縦することに必死だった。
この一発が開戦のゴングとなり、前方で待ち構えていた警察たちが続々とコチラに向かってやってくる。痛みと衝撃で頭が混乱しかけたが、すぐにすべてが警察の罠だったことを理解する。
「本隊がヤバい! 戻んぞ!!」
そう叫ぶ私に、ケツに乗せた後輩が不安そうに声をかける。
「先輩、目の周りがメッチャクチャ腫れてますよ!!しかも血がスゴいっす!!!!」
気が付けば、叩かれた衝撃で目・鼻・口から血が噴き出していた。流れ出た血液が、ケツ乗りの後輩にまで飛んでいたようだった。反射的に単車をセンターライン側に向け、顔を反対側に逸らしたのだが、六尺は私の顔面をヒットしていたのだ。
「バキッ!!!!!!!!!!!!!」
という音とともに、突然、顔面に衝撃が走った。
偵察のため、ソコソコのスピードで走っていた私の顔面めがけて、街路樹に隠れていた警察が六尺棒をフルスイングしてきたのである。
「ヤバい!ヤラれた!!」
あっという間の出来事で、引っ叩かれた痛みよりも、その衝撃でコケないよう単車を操縦することに必死だった。
この一発が開戦のゴングとなり、前方で待ち構えていた警察たちが続々とコチラに向かってやってくる。痛みと衝撃で頭が混乱しかけたが、すぐにすべてが警察の罠だったことを理解する。
「本隊がヤバい! 戻んぞ!!」
そう叫ぶ私に、ケツに乗せた後輩が不安そうに声をかける。
「先輩、目の周りがメッチャクチャ腫れてますよ!!しかも血がスゴいっす!!!!」
気が付けば、叩かれた衝撃で目・鼻・口から血が噴き出していた。流れ出た血液が、ケツ乗りの後輩にまで飛んでいたようだった。反射的に単車をセンターライン側に向け、顔を反対側に逸らしたのだが、六尺は私の顔面をヒットしていたのだ。