ホークは本当に面白い単車だ。持ち主の趣味嗜好次第でどんなスタイルにも変貌する。そして先日の富士河口湖オートジャンボリーでも、興味深いバブを発見した!
バブというのは、なんと面白い単車なのだろうか。
風防・アップハン・三段シートがとことん似合う、旧車會界隈でも人気の車種。バブという愛称の語源ともなっているドスの効いたエキゾーストノートは、あらゆる世代の単車乗りを魅了する音色を奏でる。まさに“THE不良の単車”といっても過言ではない。
さらにはタンクの形状に3つも4つもパターンがあって、250も400もある。しかも250と400のフレームが一緒で、エンジンも外観こそ変化しているものの形状に大きな変化がないから、(あまりおススメはできないが)乗せ換えも容易。改造して自分だけの単車を作り上げていく楽しみもある。
かと思えば、シートの形状で座面を低くもできるので女性にも人気がある。不思議なことに、外装の仕様次第では女性らしさを出すことすらできるのだ。
そんなワルさ溢れるバブだが、イジり方ひとつで違った一面を見せることもできる。そのままレースに出られそうなカリカリのチューンをほどこしたり、街乗りできるシックなスタイルを取り入れたり。カフェスタイルのバブも、少なからず見られる。
そしてこちらのバブが、また面白い。白地にオレンジ&イエローのスーパーホークⅢパターンは、一見純正を思わせるトリッキーさ。ハーフカウルを低めにセットし、ハリケーンのセパハンを装着。シートは白のタックロール。様々な要素を取り入れ、組み合わせていくのがバブの魅力であるとするなら、ワルさと大人の落ち着きを取り入れ、組み合わせていったこのバブは、まさにバブらしさ満載のバブと呼べるのかもしれない。
追伸 車種がCB250Tとなっているのは、ご本人の申告によるものです。ご了承ください。