ホンダCBXのⅡ型で発売当時、ダントツ人気を誇ったのが赤×白のツートン。これにシルバーとネイビーのラインが入ったカラーリングはどこか爽快感があり、一般ユーザーはもちろん、当時の暴走族にも高い人気を誇った。
言うなれば、赤×白のツートンはCBXの象徴そのもの。それだけに旧車會の世界ではCBXの純正仕様、Ⅱ型となると赤×白のツートンで決めるケースが多いが……人気がありすぎて個性を出すのが難しいチューンでもある。
人気の赤×白ツートンのⅡ型カラーリングでまとめた純正仕様のCBX550F。ホイールも当時モノのノーマルホイールを選ぶなどまとめてきているが、エンジン回りはメッキ仕様にはしなかった。これによりノスタルジックに浸れる雰囲気に仕上がった。
とはいえ、リアルにⅡ型の550Fは存在しないので、見た目的には完全に“足回りを換装したⅡ型”にしか見えないだろう。
ハンドルはやや高めの位置にあるナオハン。そしてヘッドライトはマーシャルのフォグに変更することで純正仕様の中でもオリジナリティを出している。ちなみにナオハンは「借りパク」とのことだ。
マフラーはオリジナル豪管というものを使用。サイドカバーやエンジン回りのカバーはBEETで統一している。
シートはタックロールの黒をチョイス。BEETテールにして、タンデムバーはあえて着けずにテール部分を見せるようにした。
これほどしっかりと仕上がったⅡ型純正のCBX550Fだが、オーナーさんによるとこれらはすべて借り物なんだとか。今後の改造予定として「低回転コールができるようにする」ということなので、どんな仕上がりになるか注目したい。