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アンダーグラウンド情報を発信するライター、柏木トシです。
今回は21日に後悔した「【悪徳営業 前編】月給300万円超を稼ぐアングラ営業マン！ LINEを使った悪質なカモ探しが拡大中‼︎」
の続きを公開します。
まずは簡単なあらすじから読んでみてください。
私の知り合いのK君が廃品回収の業者にぼったくりにあったわけです。
それはなんと、洗濯機一台捨てるのに8万円www
依頼した業者とはネットで検索したら出てきて、LINEから申し込みができるというものでした。
安易な気持ちで申し込みをしたところ、まんまとぼったくりにハマってしまったというわけです。
※以下が本文
K「『もし、うちを今回利用しないようであれば、見積もり費用1万5,000円と出張交通費6,000円を支払ってくださいね』と、ドスの効いた声で凄んで来たんですよ。もう払うっきゃないですよね、冷蔵庫の廃棄代だけでも」
柏木「そんなことないだろ?! その場で警察にでも通報すりゃイイじゃん‼︎」
K「そんなの無理ですよー。あの威圧感は本当に自分で体験しないと分からないんです！」
柏木「まあいいや。で、結果的には洗濯機だけ持っててもらったわけね」
K「そうです。ただこの後にも続きがありまして……」
柏木「え？ 洗濯機持っててもらった他にも続きがあんの？」
K「続きというか、まあ、今僕が住んでる部屋って又貸して借りているというか、以前は別の人が住んでたんですよね。初期費用いらないよって、その部屋を持ってる人に借りる前に言われたんですよ」
柏木「へえ、初期費用無しっていいじゃん。ちなみに間取りとかはどうなの？」
K「それがかなり良いんですよ。23区内で2LDKの分譲賃貸マンションが5万円！」
柏木「えーーー！ 都内でそのスペックでたったの5万!? ヤバいんじゃないの？ その物件！」
K「いや、その貸してくれた知人が元々倉庫がわりに使っていて、ちょっとだけ荷物が置いてあるんですけど、その使用料として一部家賃を負担してくれてるんですよ」
柏木「なるほどねー。で、さっき言ってた続きってのは？」
K「そう、続きですよね。その廃棄した洗濯機っていうのも、以前住んでた方が置いてったみたいで、使っていいよとは言われたんですけど僕も自分の持ってるんで廃棄することにしたんですよ。で、住む前に言われていたのが、部屋の掃除とかクリーニングは自分でしてねってことだったんです」
柏木「そりゃ、初期費用も掛からないし、家賃も安いんだからそれぐらいOKっしょ」
K「そうっすね。僕もその点は自分で掃除すれば良いと思ってたんで全然苦と思ってなかったんですが、初めて部屋に足を踏み入れた時はちょっと引きました」
柏木「え、なんで？ そんな酷かったの？」
K「酷かったというか、壁はボコボコに穴が空いてて、トイレの換気扇は取り外されてて、とにかく埃が凄かったんです。ただ、極め付けは血糊がついた『釘バット』がクローゼットの片隅にちょこんと置いてあったこと」
柏木「は？ あの漫画なんかに出てくる釘バット？ しかも血糊付き？それ絶対おかしいでしょ!!!!」
K「ええ、絶対おかしいですよね！ そんなの。だから、部屋の持ち主に聞いたんですよ、壁や換気扇のこと、血糊が付いた釘バットについて」
柏木「何となく俺、その答え察しちゃったわ！」
K「家主の話では、僕が住む以前はヤーさんが住んでたらしく、どうやら覚醒剤をやってたみたいで逮捕されたみたいなんですよね」
柏木「だと思った！ 換気扇とっちゃったり、壁に穴がボコボコなんて普通じゃあり得ないからねー」
K「家主もそんな状態になってるのは知らなかったらしく、出所したら請求してやるってキレてましたw」
柏木「そりゃそうなるわw でも、ヤーさんが住んでた部屋って、ある意味いわく付き物件だよねww」
K「確かになかなか経験できないことなんで、若干テンション上がっちゃいましたw それで、部屋自体はゴミというよりかは埃と汚れが酷かったんで、キッチン周りの油汚れやエアコンの汚れ、壁や天井の汚れは業者さんに任せようと思って」
柏木「懲りずにまた洗濯機の業者に頼んだの？」
K「そんなわけないですよ！ さすがに他の業者さんをネットで探しましたよw ただ……」
柏木「ただ？」
K「まあ、結論から言うとまたボッタクられました」
柏木「またー?!」
K「今度はネットで探してから、大体の見積もりを事前に出してもらってから決めようと思って、最初に間取りや作業内容を伝えたんですね。そこで出てきた見積もりが7万円くらい」
柏木俺にはそれが高いのか安いのか分からないけど。それでどうなったの？」
K「実際に見積に書いてあった内容はまともかなと思ったんで、すぐに申し込みをして実際に作業をしてもらったんです。仕上がりはしっかりしてたんですけど、終わった後の請求が186,500円」
柏木「じゅ、じゅうはち、186,500円ーー‼︎‼︎ 見積もりの約3倍ー!?」
K「マジでこの請求見た時は心臓がバクバクしました！ 本当に止まるんじゃないかと‼︎」
柏木「なんでこんななんの？」
K「業者さんいわく、見積もりはあくまでもネットでヒアリングした情報をもとに算出した数字だから、現地で確認しないと詳細は出せない、と。また、汚れの種類もいろいろあって特殊な薬品を使ったり、清掃にも特殊な技術を伴うから、請求額は見積もり通りにはいかないみたいで……」
柏木「で、そんな屁理屈みたいな説明されて結局払ったの？」
K「怒鳴り散らしてボコボコにしてやろうかと考えましたけど……、払いました」
柏木「やっぱ払ってんじゃん！ 本当、押しに弱いというか騙されやすいというか、悪い奴らからしてみたら君はネギ背負ったカモだよね、確実に」
K「まあ、そう見られても事実そうだからしょうがないですけど、僕なりに今回起きた2つ出来事を反省してみたんですよ」
柏木「で、どう反省したの？」
K「まず、ネットの広告には注意をすること。甘い誘い文句には乗らないで、しっかりくまなく細かい注意書きを読むのが大事だと。あと申し込む前に必ず掛かる費用を相手に確認すること」
柏木「っていうか、それ意外と当たり前のことだよね。それとネットの広告に注意というよりは、君自身が考えてなさ過ぎなんじゃないw まあ、最近はLINE使って簡単に申し込み受け付けたり、LINEでカモ探ししてるアングラの人たちもいるからなぁ」
K「え？ まさに僕それですよ！ LINEで申し込みがラクラクとかLINEですぐにお見積もりってのでしたよ」
柏木「あー、それに引っかかったんだ！ 最近流行ってるんだよ、その手口って。LINE=若年層＝社会経験少ない＝鴨っていう構図らしく、そこを利用して悪徳商売をやるみたい」
K「じゃあ俺って鴨ってことですか？」
柏木「まあそういうことだねw」
K「クッソー！ アイツら次会ったら絶対ボコボコにしてやるー‼︎」
柏木「逆にまた鴨られるよww」
K君とのやり取りがとても長くなってしまいましたが、最近はこの手の事案が結構多いようです。
実際にK君の出来事を聞いて、その筋に詳しい方にいろいろと話を伺ったところ稼ぎの額が驚きでした。
営業兼作業員として働く方の月給が、なんと300万円超え。
営業マンによって差はあるようですか、相手を見て値段交渉に移るようですが、見積もりはあってないようなものらしいです。
ネット上に広告を出してLINEからの申込者、問い合わせフォームからの申込者をふるいにかけて鴨探しをするようです。
これはLINEの利便性を利用した集客法で、前述した通り、若年層をターゲットにした相対取引タイプのアングラビジネスと言えます。
話によると利用者の9割がたはトラブルを避けるために、請求された代金を払ってしまうようですから驚きです。
i-Q JAPANをご覧になられてる読者の方のほとんどは、K君とは違いNOと言える方だと思いますので注意は要らないと思いますが、もしも周りにカモられそうなご友人がいらしたら、是非教えてあげてくださいね！
LINEの手口を注意しろと。
それではまた次回もお楽しみに！
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執筆者：柏木トシ
一般の人が知らないアンダーグラウンドの情報を発信する外部ライターの柏木。現在、アンダーグラウンド銭儲けのトレンドは「仮想通貨」とのことです。取り扱っている情報上、不定期な発信となりますがご了承下さい。
