元来、ファイヤーパターン(またの名をフレイムス)というスタイルはアメ車のボディに描かれていたもので、しかもバイクよりは大排気量のモンスターマシンに描かれることが多かったデザインだ。
それが徐々にアメリカンなバイクに、そして日本のカスタムバイクにも取り入れられるようになり、今では定番スタイルのひとつに挙げられるまでになった。面白いものだ。
ただ、日本のカスタムバイクのファイヤーパターンは連続するフレアが正確にパターン化されていたりフチを付けて炎自体がツートンカラーになっていたりと、かなり独自の進化を遂げている点も見逃せない。
こうしたファイヤーパターンを多く取り入れているのがGS。プレスラインが少なく、カウルやテールなどのパーツにも統一感のあるデザインがしやすいのが主な理由なのだろう。また、純正のEラインでデザインを区分する腫瘍が撮りやすいことも理由のひとつに挙げられるだろう。
そしてこちらのGSは、カスタムペイント愛西が手掛けた外装にGSらしさを感じる一台。フチ付きのファイヤーパターンをEラインの内側に描いたGSらしいスタイルで、タンクのデザインに合わせてカウルやテールカウルにも同様のデザインを施している。
ファイヤーパターンはフレアが重なっていることで立体感のあるスタイルに。また、ベースカラーもフレアの内側も同色のキャンディブルーを使用している点に個性を感じさせる。
ただし、それぞれのフレアにはベース部分に影を描いているので平面的に映らないという工夫がなされている。「SUZUKI」のロゴにコントラストが強く感じられるイエローを使用しているところもポイントだ。
エンジン回りは要所にメッキを採用。ポイントカバーやトノカバーなどカバー類はすべてフィンタイプを用いて統一感を醸し出している。マフラーは三協オート製トキオパワー管のハス切り。名品は地域を問わず装着されるという好例だろう。
アルフィンカバーはタンクなどと同じ銀ラメベースのキャンディブルーで塗装。約60センチ延長の三段シートは白時にコバルトブルーのパイピングという、全体のバランスを考えた仕様となっている。コルク半のデザインも単車のカラーリングと同期させているのがオシャレ!
ホイールは前後ともセブンスターキャストホイールを履かせて、外側と内側を塗り分けるという凝ったつくり。マルゾッキのサスも同様にカラーリングを統一させた。こうした細部にまで気を配っているのが心憎いばかりだ。