それは必ずしも正解ではないのだが、親和性の高さからニコイチで語られる関係がある。たとえばBEETとCBXのような。
もちろんBEETは様々なメーカーの様々なパーツを製作しているし、CBXオーナー以外にもBEETマニアは存在するのも確か。ただ、それでもCBXを語る上でBEETは欠かせないパートナーなものまた、確かだ。
そのようなパートナー関係にあったのが、スズキとヨシムラ。POPヨシムラがレースに参戦する際に選んだのがGSXで、ヨシムラ仕様のGSX、いわゆるインパルスが発売されるなど、両者の関係はまさしくパートナーと呼ぶに相応しい間柄となっていった。
そんな、スズキとGSの関係性を単車カスタムに取り入れたのが、こちらのGS。元々はオーナーの名字がヨシモトさんだったことから思いついたテーマだというが、仕上がり自体はかなりのハイレベルなものとなった。
ラメこそ入っているものの、赤と黒のツートンに白のラインが入ったデザインはヨシムラを象徴するもの。エンジンの一部やフレームは黒に、カムカバーやトルクロットを赤に、といったペイントも、全体のバランスをとる上では必要不可欠なカスタマイズだった。
ヨシムラには敬意を払うが、ワンオフでオリジナル・テールを製作したり、自信作のマフラー、マビムラ管を装着したりと、個性的なルックス作りにも余念はない。ラインには反射を取り入れるなど、高旧車のコンセプトさながらの独自性も持っている点にも注目したい。
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