ヒロミが自身のYouTubeチャンネルを更新。あの“元祖スクーター”、ヤマハのパッソーラをレストア、完全な状態に復活させた。
このパッソーラというバイクはパッソルの上位機種で、「女性でも気軽に乗れる50㏄バイク」をコンセプトにした原チャリだった。
海外のベスパやランブレッタを範にとったスクーターはそれまでも存在したが、いわゆるオートマで足を揃えて乗れるスクーターとしては、パッソルが元祖。厳密にいうとパッソーラは元祖スクーターではないが、同じシリーズということで、“ほぼ”元祖と言っていいのでは? ギアが無く誰でも乗れるため、暴走族でないヤンキー少年たちからも絶大な支持を受け、パッソルⅡ(いわゆるパッツー)という後継も生んだ、人気機種だった。
ヒロミがこのパッソーラを知人から譲り受け、当時の完全な姿を取り戻すべくレストアを行っていたわけだ。
そもそものきっかけは、ヒロミの59歳の誕生日に、横浜のバイクショップ・MISTYの古橋代表から“ほぼ純正”のパッソーラをプレゼントされたこと。
1978年発売のスクーターということを考えると、ヒロミの手に渡った段階でかなり程度はよかったが、パーツをすべてリペイントし、一部のパーツは新品などを入手して再生。
青春時代に本人も乗っていたバイクとのことでツボは心得ているんだろが、それにしてもパーツをひとつひとつはめていく作業にも愛が溢れているのがわかる。
元ヤンのヒロミとしては“当時スタイル”で復活させてもいいようなものだが、そこは純正にこだわって仕上げているのが見どころでもある。
この、ちゃんとカゴまで付けているのがいい。当時はまずカゴを捨てるところから始まっていたので、この状態で残っているカゴがあるだけでも凄いことだ。
当時のことを思い出して、感慨深い方は少なくないんじゃないだろうか。
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