茨城県警がわざわざ公式Twitterで「茨城ダッシュは違反です」と呼びかけたことでちょっとした話題になっている「茨城ダッシュ」。わざわざ県警がSNSで“ローカルルール”触れるのはかなり異例のことだ。茨城県民は「まぁ・・・そうでしょうねぇ」という反応のようだが県外の人間にとっては「???」な、この「茨城ダッシュ」とは一体何なのか?
正解からいえば、「信号が変わった瞬間に、直進車が発進するより先に“ダッシュで”右折してしまうこと」だ。大きな信号では直進車の通行を待っていると裕に1~2分は経ってしまうので、ダッシュして先に右折をしてしまおう、ということのようだ。
ただ、同様の“ローカルルール”は全国各地に存在する「交差点あるある」で、たとえば長野県には「松本走り」、愛媛県には「伊予の早曲がり」と呼ばれるものも、こうした「急発進右折」の一種だという。当然ながら、これは違反だ。
こうしたご当地ルールは全国各地に存在しているようで、少し調べただけでもかなりの数が上がってきた。
■岡山ノーウインカー
文字通り、右左折の際にウインカーを使わない、という岡山特有のルール。事前にウインカーを出すと直進車が曲がらせまいとしてスピードを上げてくるための措置だという。
■蝦夷ノーウインカー
基本的には岡山のものと同じ。「対向車も少ないし…まいっか」的なノリなのかも?
■播磨道交法
「本当はダメなんだけど、播磨道交法ではオッケーなんだよね~」的な使い方だろうか。ネーミングにセンスがある! などと感心している場合ではない。
■山梨ルール
対向車の有無に限らず、右折でスピードを落とさないのが山梨流。危ないって。
■へこらいルール
「へこらい」は「ずるい、抜け目がない」といった意味の徳島県の方言で、信号を守らなかったり突然進路変更したりといった、狡猾な運転を総称して「へこらいルール」と呼ぶようだ。
■関西走り
「青は進め 黄色は進め 赤は注意して進め」は関西の方が実際に口にしていたセリフで、やはり関西の交差点は“現場主義”というか「いけると判断したときはいく」のが関西、特に大坂。「停められると判断したら二重駐車でも停めてしまう」のが大阪。ただ、二重駐車に関してはかなり減っている。
そして誰もが知っている、独自ルールが国のルールを凌駕しているのがコチラ。
■名古屋走り
3車線道路の車線の真ん中を走る!
対向車が左折する気配を見せた瞬間に右折を開始する!
右折レーンを進んで青信号になった瞬間に直進レーンの先頭に割り込む!
ウインカーは出さない!
当初はもう少し限定的なネーミングだった気がするが、あれこれ要素が出てきたようで、今はトータルで「名古屋走り」と呼ぶようになっているようだ。
こうしたご当地ルールは地元民は分かっているから注意して走ることもできる。ただ、県外から来た人がツーリングで“地元ルール”に知らずに接していると、思わぬ事故に巻き込まれてしまう可能性もある。
どうぞご注意の上、各地の走りを楽しんでほしい。
\旧車會 族車バイク買取・高額査定ランキング/
「旧車會 族車バイクを高く売りたいけど、どこに売ればいいのか分からない!」とお悩みではないだろうか?
近年空前の旧車ブームにより、バイクそのものの価値が上がっているため、何も知らずに売却すると買い叩かれてしまう可能性がある。
そうならない為にも、長年旧車會や族車に携わってきたi-Q JAPANが旧車會 族車バイク買取・高額査定のおすすめランキングを紹介しよう!