ジョン・プレイヤー・スペシャル、略してJPSといえば、19世紀から現在まで続くイギリス発祥のたばこブランドとして知られているが、オールドファンにはむしろモータースポーツ、特にF1を支えたブランドとしての認知が高いのではないだろうか。
70年代から80年代にかけて、ロータスをスポンサード。漆黒のボディに金のピンストライプ&金文字の車体は、当時のF1を語るうえで欠かせない存在となっている。JPSカラーのスクーターが発売されたりと、日本でもこのカラーリングは好評を博した。
そんなJPSカラーを仕様のメインに取り入れているのが、こちらのセリカXXだ。
ボンネットとドアに大きく描かれたロゴとカラーリングで、これがJPS仕様だとわかる。フロントはリップスポイラー、ボンネットにはフェンダースポイラーを装着。前後のオーバーフェンダーをサイドステップでつないで、リップスポイラーからの一体感を醸し出している。
ホイールはSSRのMarkⅢを履かせているのだが、ラインのゴールドとの愛称もばっちり。タイヤは引っ張りで履かせてハの字でセット。軽くハミタイしているのもワルくていい。
リアはハッチバックをアイローネゲートに換装し、リアパネとシルエットウイングの2枚付け。羽根の裏側にも金文字のロゴが入っているのが、レース車両をほうふつとさせる。