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【昭和暴走族流儀】オーナーのこだわりテンコ盛りの年季入りCB250Tがシブい!【唯一無二】

バイクはつくづく魅力的なマシンだ。特に電子制御などに頼らずメカニカルな仕組みで走るバイクは、メンテや手入れを続ければいつまでも「相棒」となる。登場からすでに半世紀になろうとしているこのCB250Tも、令和の今を力強く駆け抜けている。

 

ホイールは純正のコムスター。艶のある白が爽やかに映える。三面とんがりフェンダーも丁寧にペイント。

 

オイルでシブくくすんだエンジンブロックには、初期型ヤシメガマフラーがよく似合う。見ているだけでも躍動感が伝わってくるようだ。サイドのZファーザーアルフィンがいいアクセントに。

 

シブすぎるほどに年季の入ったチンチラ仕様三段シート。この使用感は、生半可な使い込みでは出せない風合いだ。LOOTSテールのアガリ具合も◎。

 

ヤレたアサヒ風防は、実は昭和〜平成初期の暴走族がこだわっていたポイントでガッチリ固められている点に注目したい。ライトの左右で平行になるよう丁寧に曲げられたアクリル風防、ライトステーの前側を通すスタイルで被せられた垂れ。程よく黄ばんだ角ヨーロピアンと相まって、古き良きカスタム流儀を感じさせる。

 

暴走族カスタムの流儀にのっとるのならば、自家塗装もベストチョイスと言えるだろう。オーナーがメインカラーに選んだのが、パステルパープル。そこに白ボカシの黄ラインが刻まれることで、カラフルさと立体感が押し出されている。

GS純正テール赤色球を使っているのがオーナーのこだわりポイントだ。

 

ハンドルは人気のトロピカルローリングハン30を装着。風防との相性もよく、絞りの具合も族車感を感じさせる逸品だ。

 

実はこのバブ、オーナーが自分の父親から譲り受けたマシンとのこと。それならハンパないこだわりと年季の入り方にも納得がいく。父の「愛すべき相棒」が子へ受け継がれ、今も健在というのは感慨深い。これはもはや時代を超えて継承される「文化」といっても差し支えないだろう。

 
 
■オーナー:バブ太郎
■チーム名:ツレけやっ!!!・旧道
■ひとこと:魅せる走り追及隊!! ツーリング主催してるので是非来てください!

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