旧車會や暴走族経験者で不動の人気ナンバーワン車種といえば、ホンダCBX400F。発売当時から爆発的な人気を誇り、今でもその価値は高騰する一方で、そんな花形バイクであるCBX400Fをどう自分好みにチューンして乗るか……旧車乗りにとっては、嬉しくも悩ましい永遠のテーマと言えるだろう。
まず目を引くのは、2型ラインを大胆にアレンジしたペイント。吸い込まれるような蒼のキャンディカラーの上に真っ白なラインを入れ、それに赤のボカシを沿わせることで目を突き刺すかのような強烈さが生まれている。
なお青✕白✕赤のトリコロールはホンダのお家芸ともいえるカラーリングで、実際CBXのⅠ型にも用いられている象徴的なカラーではあるが、ボカシやキャンディーカラーなどの手法を取り入れることで、純正にはない斬新なルックスとなっている。
この青✕白✕赤の組み合わせは、フロントフェンダーだけでなくアールズのオイルクーラーにも取り入れられている。偶然なのか、同じカラーリングのパーツを意識的に取り入れたのかは不明ではあるものの、全体の雰囲気に合ったパーツをチョイスしているのは間違いない。
84マフラーはコールマシンらしい使い込まれ感がハンパないが、ボディカラーとうまい具合にバランスが取れている。
ハンドルはCBXの純正ハン。そこへスロットル、グリップ、スイッチボックスなど、84プロジェクトのアイテムを満載している。まぎれもないコールマシンであることの証明だ。
圧倒的な存在感を誇るゴールドの三段シートは、オーナーだけが座ることを許された玉座のようにも見える。将来的にはロケットカウルを装着したいとのこと。その変貌にも期待が持てる1台だ。
■オーナー:カワニー
■チーム名:84プロジェクト
■ひとこと:俺に会いたいなら別子道場へ来い!