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【衝撃】コロナ禍に見舞われた2021年の“初日の出暴走”は、どう報じられたか?

正月といえば、現役暴走族にとっては特別な意味を持つ一日。そして暴走族と警察の丁々発止は、正月の風物詩でもある。そんな初日の出暴走、今年はどのように報じられたのか? チェックしてみたら衝撃の結果が!

お正月といえば、全暴走族が「初日の出!」と答えるくらいの恒例行事。かつては東日本の暴走族が富士山のふもとにある富士急ハイランドの駐車場に集結するのがお約束で、これを阻止せんとする警察とのバトルが、毎年繰り広げられていた。

当然、全車両が現地に到着できるわけではなく、どんな裏道を使っても、どんな裏ワザを使っても、現場にたどり着けるのは全体の1~2割程度だったと聞く。

さらに、八王子インターでの攻防戦も、年末の風物詩。パトカー&白バイが数百台体制で守りを固めて、違法改造車を次々と跳ね返していた。

今年も500台を超えるパトカーと白バイが待機し、違法改造車の通過を一切許さないという盤石の構え。

さらには、首都高速にもパトロールの車輛を配備して、万全の態勢で“暴走族”対策に備えたという。


では、実際のところはどうだったのか? 今年の初日の出暴走に関するニュース記事をいろいろと検索してみた。

「初日の出暴走 2021」でヤフーニュースを検索したところ……。

1件!

それも、
コロナ禍の年末年始暴走どうなる? ヤンキー系激減も走り屋系が増加する理由とは

という予測記事があっただけ。

実際の八王子インターの様子や、警視庁24時に出てくるような大捕り物のニュースは、全く見当たらなかった。

しかも、こちらの予測記事も、いわゆるルーレット族など走り屋系が増えるだろうという記事で、暴走族についてはほぼ触れていない。


今年の場合は、数日前に「オートサロン前夜祭」が開催されていたこともあって、特に旧車會界隈では正月にリスクを冒す必要がなかったことも挙げられるだろう。

もっといえば、規制される車両が“走り屋”ばかりになり、規制の様子が地味に見えてしまうということも、あるのではないか。

“絶対悪”の存在としての暴走族でないと、ニュースとしての価値も上がってこないのかもしれない。

執筆者:i-Q JAPAN編集部

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