以前に公開したGS400の逆車と国内モノの見分け方について、かなりの反響があった。そのなかで、「ほかの車種についても逆車と国内モノの見分け方が知りたい!」という声を頂いていた。
ということで、不定期に旧単車の逆車と国内モノの見分けポイントをご紹介していきたい。
すでにGSを紹介しているとなれば、次に紹介すべきは当然CBX400F。ただ、最初にお伝えしたいのが「国内モノが上で逆車が下で、という認識は一切していない」ということ。
CBXは空前の大ヒットを飛ばしたバイクだから色々な層の愛好家がいる。なかには販売当時の姿を維持することに情熱を傾けている方もいる。それもひとつの楽しみ方だが、そこには価値を見出していない方がいるのもまた事実。
メーターで見分ける
逆車
国内モノ
もっとも簡単に見分けがつくのがメーターではないか。国内モノの最高速表示は180km/hなのに比べて、逆車の最高速表示は200km/hとなっている。
では逆車の方がエンジン出力が高いかと言えばそんなことはなく、国内モノも逆車もエンジン自体は同じモノが搭載されている。表示させる数字が異なるのは、あくまでも法律の問題のようだ。
速度警告灯で見分ける
先ほどのメーターの下に各種警告灯が並んでいるのだが、逆車には国内モノには付いている速度警告灯が設定されていない。
デザイン的な問題でスペースはそのまま残されているが、表記もなければランプが点灯することもない。
ハンドルロックで見分ける
すべての逆車に当てはまるわけではないのだが、車体の左側にハンドルロックがついていて、かなりの割合で右側にハンドルを切らないとハンドルロックがかからない逆車がある。
ハンドルロック自体に問題はないのだが、購入時にこのハンドルロック部分の鍵が最初から付いていないケースもある。ハンドルロックがかからないと日本の車検に通らないので、新たに鍵を付け直すことになる。そういった部分での注意も必要だ。
コーションラベルで見分ける
逆車
国内モノ
ガソリンコックなどに貼られた“注意書き”をコーションラベルというのだが、これが英語表記になっているものはほぼ逆車だと思っていい。
ただ、旧車會仕様のCBXの場合、コーションラベルが付いていることは滅多にない。塗装する際に全て外してしまうからだ。
。
表記が英語のラベルを添付したまま販売しているCBXがあれば、それは隠していないのでむしろ良心的といえるかもしれない。
ウインカーで見分ける
これも100%ではないが、ハッキリと分かるのがテールライト。国内モノはひとつのテールに左右のウインカーが入っているが、逆車はテールレンズが赤一色で、左右のウインカーは車体から伸びている。
これも日本では「CBXといえば一体型テール」のイメージが強いため、並行輸入で逆車ですと謳って販売しているショップの車両以外はテールは交換されている可能性が高い。
オイルクーラーで見分ける
国内モノ
逆車
画像でもわかるように、逆車はオイルクーラーのステーが上から下がっているタイプ、そして国内モノは左右からフックが出ているタイプと分かれている。
ショップによってはこの逆車のステー位置を国内モノと同様の形状にリメイクする加工を行っているところもあるが、たとえ加工があってもショップを通した車両販売の話なら「逆車である」ことが前提となるので逆に問題はないだろう。
車体番号で見分ける
国内生産のCBXは、車体番号のNC07-以降の数字の頭が10~、逆車の場合は頭が20~となる。
CBXは人気車種だけに見分け方もより多くの情報が集まりました。そして動画を調べたところ、CBXの扱いについては日本でも有数のショップ、NGUオートさんがこんな動画をアップしていました。是非参考にしてみてください!
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