絶版旧車系のミーティングで人気があるのはカワサキZ1/Z2などの“丸Z”系やCB750のKシリーズなどの70年代のバイク。80年代のバイクならCBXも人気だ。
そしてこれに続く人気なのが、やはりカワサキのFXシリーズやZ1-R、Z1000MK2などの、いわゆる“角Z”シリーズ。直線的なデザインの“Z”は、ずっと人気が高い。ただ、手の込んだカスタムが多い“丸Z”にくらべて、“角Z”には純正を活かしたカスタムが多い印象がある。
ところがこの“角Z”(Z1000MK2)はかなり手の込んだカスタムが施してある。
手を施したのは、カスタムパーツを数多く手掛けるメーカーのPMC。イベントに参加する際に仕上げてきたデモ車で、一見すると派手さはそこまで感じないが、近寄ってみると、かなり手の込んだ外装塗装を取り入れているのが分かる。
鉄色の外装は、近くで見ると同系色の迷彩柄になっているのが分かる。色使いが絶妙で、目立ちすぎないところがミソ。さらにタンクには、トーンを変化させた日章柄まで加えられている。
さらに面白いのは、全体が「川崎重工業」仕様となっていることだ。
カワサキの“フルネーム”が川崎重工業なので、「何が違うんだ?」ということにもなるが、ここでいう川崎重工業は戦車や戦闘機を製造していた、戦時中のスタイルを取り入れているということ。
当然、エンブレムなどではなく、ステンシル(シートを使った型抜き文字)や筆書きの文字で、要所に説明書きを加えているのだ。
たとえば、オイルクーラーには「冷却器」、マフラーの排気口には「高温」といった具合。サイドカバーには「明石工場製」なども文字も見られる。
さらに、プレスラインの頂点付近には擦れて塗装が剥げたように見せる工夫も。こうした遊び心は、徹底しているからこそ面白い。
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