ビンテージカーの偽物が中国でどんどん作られているらしい、という情報を耳にした。
愛旧ジャパン的には、これがバイクの旧車にも影響を及ぼすのではないか、と考えずにはいられない。
いや、誰だって「旧車の偽物なんて存在するの? いやするかも?」と疑問に思うだろう。俺も最初はそうだった。
だけど、調べてみると、これが想像以上に現実味を帯びている問題だったのだ。
パーツレベルで流通する「まがい物」
バイクの偽物で、まずあり得るのは「パーツのまがい物」だ。
特に疑いたくなるのがエンジンパーツやタンク、ホイールなどの重要部品だ。これらは実際、一般市場やオークションサイトでも見つかることがある。
例えば、ホンダのCBシリーズのタンク。やたらときれいだなと思ったら、リプロダクションされた偽物だった、なんて話も聞いたことがある。
このようなパーツの偽物は、中国の高度な技術で精巧に作られたものもあれば、粗悪な作りのものもある。しかし、熟練のプロでも見分けがつかないほど精巧なケースがあるのが厄介だ。
特に旧車ファンにとっては、こうした偽物パーツが市場に流通している現状は見過ごせない深刻な問題なんだな。
偽物の重大アイテム「フレーム」
次に見られるのは、バイクの主要部品を再現した「レプリカモデル」だ。
フレームからエンジン、最悪、認証プレートまで偽装されたものもあるとか。
ヴィンテージ感のある独特の外観や、どこか時代を感じさせるような傷や使用感があると、魅力的に見えることもある。しかし、そうした見た目の良さだけを重視した「だけの」パーツが多く、実際に使うとすぐに壊れるようなものも少なくない。
他人に自慢するためだけの存在、といった側面が強いかもしれない。しかし、こうした偽物を購入し、実際に走ってしまったりすると、後々トラブルに見舞われる可能性が高いだろう。
買う側に問われる「相場眼」
でも、問題は買う側も無意識に認めていることだ。上手い具合にやられちまうる人もいれば、最初から「これは偽物だけど分かってるし〜」と前提で買う人もいる。
こういう人たちをどう見るかは意見が分かれるだろうが、これもまた偽物問題が市場に流通する一因になっているのではないかと思う。
本物に近いものを安く手に入れたいという心理が、このような市場を拡大させていると言えるだろうな。
偽物が与える市場への影響
偽物が増えると、真っ先に影響を受けるのは本物の旧車バイクだ。
その価値が下がるだけでなく、本物との混同が進むことで、旧車市場全体の信用が揺らぐ危険性がある。また、偽物を購入したユーザーが安全性の低い車両に乗ることで、事故やトラブルが増える可能性も否定できない。
さらに、パーツの偽物が原因で修理やレストアに失敗し、オーナーの信頼を失うケースも増える可能性がある。こうした状況が続くと、真剣に旧車を愛する人たちが市場から離れちまうっていう最悪の事態すら考えられるワケだ。
まとめ:これからのアクション
さて、この問題にどう対応するか。最低限、「知ってて当然」の知識を持つことだ。買う前に実物と知ること、安さに釣られることが無いようにすること。そして、この問題の存在をより多くの人に知ってもらうことが重要だ。
つまるところ、旧車バイク愛は実物を愛するもの。偽物問題を知った上で、それを守る立場としてどう行動するか。これを考えるのが、オレたちの対策であり、本当のバイクファンの姿勢だろう。