日本でも人気の高いビモータはイタリアのバイクブランドで、初期はシャシーと外装パーツを専門的に製作し、エンジンは海外の大手メーカー製を搭載するという手法で地位を築いていた。
また、最初期には日本車のフレームに直接装着可能なスペシャルパーツやエアロパーツの製造・販売をしており、現在でも当時の外装やパーツは人気が高い。
特にホンダCB750fourやヨンフォア、カワサキのZ1/Z2やZ1000、Z400FXなどは特にビモータ外装の装着例が多く、イベントなどでもビモータ外装の装着車両を複数見ることができる。
そして今回紹介するのは、そうしたビモータ外装装着車両のエッセンスを精巧に取り入れたモンキー。エンジンやタイヤのサイズ感に違和感を覚えるが、タンクやシート、サイドのアルフィンカバーの雰囲気は、ほぼヨンフォアのそれだ。
しかし、当時も今もビモータはモンキー用のパーツは製作していないのだが、これは実は後年に日本のメーカーから発売されていた、似た形のフルキットをリメイクしたのだという。再現度はかなり高い。
そして、ビモータの外装を装着するレベルのバイクが架装していそうなパーツのチョイスも見事。まず、ワンオフでフレームを組んでいるところが凄いのだが、加えてCRキャブやロックハートのオイルクーラー、SPタケガワのクラッチキットなど、パーツのチョイスにも抜かりはない。
さらに足回りにはコニーのリアショックを入れて強化スイングアームを装着。さらに面白いのがホイール。四輪の旧車好きならご存じSSRのフォーミュラメッシュを模したホイールを履かせているのだ。
旧車愛に溢れた仕様のモンキー。排気量もサイズも小さいが、いや、小さいからこそ注目を集めるバイクの好例となるだろう。
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