コースイベントともなれば、トゥーマッチなブチアゲを作り上げて参戦してくる方も少なくない。2段ロケット・3段ロケットは当たり前、バケサン、悪魔テールなど地域によっても差はあるが、現役当時の仕様に仕立てたブチアゲ単車は、だからこそ“イベントの華”としての存在価値がある。
しかしこちらのRZは、そうした地域性を加味しつつイベント会場での盛り上がりを優先させた仕様となっている。
メタリックグリーンに赤と黄色の2本巻きというラスタカラーが印象的な外装は、それだけで人目を惹く魅力を持っている。
3連のロング旗棒の先端に赤・黄・緑のポンポンが装着されているのも芸が細かい。
2段ロケットの装着法方法もユニークで、下段のフルカウルのライトホールからゾウッパナを延長して上段を支えるというスタイル。
上下ともフルカウルで高さも迫力も抜群だ。
シートは約130センチ延長のバケサンで、RZの族車といえば、のスタイルでもあるケツ上げを施したうえでのほぼ直立の角度は計算づくだろう。
延長エビテールの高さも最高のバランスで、背面は大きく富士日照が描かれている。
アップハンは左右が平行で、ほぼ垂直に立ち上がってるスタイル。慣れると運転しやすくなるともいうが、いきなり乗った人はコーナリングのたびに震えあがるだろう。
そして、こちらのブチアゲのキモとなっているのが、バカでかいメガホンマフラー。フレームやボトムケースに合わせた赤いカラーリングが印象的。ほとんどインパクトのための装着品だが、マフラーのステッカーは「ヨシムラ」。
……んなワケあるかい笑