ここ1~2年、改めてスケルトンタンクのバイクに注目が集まっている。
元々は5年ほど前に関西のショップが世に送り出したもので、当時もSNSを中心にかなりの話題となっていた。なにしろタンクからガソリンが透けて見えるのだから、「カッコいい!」という羨望と「大丈夫なのか?」という心配が入り混じった「これはヤバい!」の声が溢れかえっていた。
ただし、当時の装着車両はカワサキのZ1/Z2やZ400FX、ホンダのCB750Kやヨンフォアなどがメインで、どちらかというと絶版車系のバイクが装着するアイテムとして知られていた。
それが昨年頃から再注目の兆しがあり、ヨンフォアやFX以外の中型バイクにも装着されるケースが増えてきている。
たとえばコチラのCBXもスケルトンの外装を装着しているバイクの一台。外装の一部としてタンクを変更しているのではなく、全体をスケルトンの素材で統一しているのがスゴい。
少々分かりにくいが、ガソリンタンクはCBX純正の型ではなくロングタンクを装着、シングルシートのシートカウルもタンク同様スケルトン仕様となっている。
さらにはヒューズボックスやフロントフェンダーまでスケルトン仕様に。こうしたカフェ系のカスタムには不要と考える人も多そうだが、LEDなどを使用したら“映え”そうだ。
外装も凄いが、装着されているマフラーもかなりレア。サイレンサーに『フォーミュラX』という刻印が入ったこちらはスミダ製のマフラー。
今どきのコール向きマフラーではないが、そんなことが関係ないくらい希少価値の高いマフラーだ。
現状では絶版車やカフェ系での重用が目立つスケルトン・カスタムだが、今後旧車會のカスタムにも影響してくるのか、注目したい。
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