暴走行為で逮捕されたのは、昭和の時代にその名を遺す名門・スペクターだった。
広島県福山市で信号無視などの暴走行為を行ったとして、福山市在住の16歳の少年と14歳の中学生2人が道路交通法違反(共同危険行為)の疑いで逮捕された。
広島県警によると 少年らは6月10日の夜、仲間4人で共謀し4台のバイクで福山市内の国道2号線などを信号無視や並進を繰り返しながら走行した疑いがもたれている。
少年らは暴走行為を行いながら赤信号を無視して交差点に侵入し、16歳の少年が運転するバイクが普通乗用車と衝突する事故を起こしていた。普通乗用車を運転していた女性やバイクを運転していた少年にけがはなかったが、バイクに同乗していた少女が軽傷を負ったという。
事故を起こした16歳の少年は「福山スペクター」の一員とみられていて、残り4人についても暴走族との関係を慎重に捜査しているという。
スペクターといえば、愛旧ジャパン的にいえば昭和史にその名を刻む大名題で、全国に知られた超有名チーム。そのスペクターがまだ活動していたのも驚きだが、こうした交通事故を伴う暴走行為で逮捕されたのは残念でならない。
暴走そのものも肯定するものではないが、一般車を巻き込んだ事故を起こすなどあってはならないこと。暴走族を始めた時から逮捕は覚悟の上だろうが、他者に迷惑をかけてしまったことも反省しないとならない。
今回逮捕された2名以外にも一緒に走っていたメンバーはいたようで、その他の少年も捜査対象になっているというから、昨今の状況を鑑みるといずれ検挙されるだろう。自身が起こした罪であれば、自身で償う必要がある。困難なことも少なくはないだろうが、それも自身が選んだ道。しっかりと更生の道を進んでいただきたい。
ソース:RCC中国放送