以前に限定カラー・グランプリスペシャルのエッセンスを取り入れたカワサキZ400FXを取り上げたことがあるが、その500台限定特別仕様・グランプリスペシャルの現物がこちらだ。通常バージョンと限定仕様の簡単な違いも含めて紹介したい。
最も分かりやすい違いが外装のカラーリング。黒(濃紺?)とシルバーのツートンに、赤とオレンジのグラデーションが効いたラインが加えられている。このラインがユニークで、過去のFXに採用されたカラーを用いているといわれている。
リアフェンダーに「Limited」の文字が描かれているのもポイントだ。
パーツの各部分を赤で塗装している点も特徴のひとつ。ホイールのスポークやフロントサスのアウターブーツ、シリンダーブロック、そしてリアサスのばね部分など、本家では黒で塗装されている部分を赤く塗装し、特別感を演出している。
純正だとマフラーも黒メッキとなっているのだが、そこはモリワキの集合管に換装。
さらにリアサスも純正ではコイルが赤になっているが、同じ赤のコイルが入っているヨシムラカヤバのサスに変更するなど、いくつかの箇所に独自の個性を差し込んでいるのもポイントだ。
さらに特徴的なのがビキニカウル。いわゆる「角ゼット」の流れをくむFXということで、角ゼットの元祖・Z1Rをイメージしたこのビキニカウルがグランプリスペシャル限定のオプションとして用意されていた。
500台限定のグランプリスペシャル用に用意されていたパーツということでレア度が高いが、当然ビキニカウルを外して乗っている方も多いためそのすべてが残っているわけではない。当然、そのレア度も高まっている。
\最新スタイル情報満載!/