4月25日に東京・大阪・京都・兵庫に対する緊急事態宣言が発令された。
期間は4月25日から5月11日までの17日間。緊急事態宣言の発令はこれが3度目で、今回は種類を出す飲食店や生活必需品の売り場を除く1千平方メートル超の大型商業施設も休業要請の対象になる。
❝23日に開いた政府の対策本部で決めた。首相はその後の記者会見で「ゴールデンウイークの機会を捉え、効果的な対策を短期間で集中して実施し、ウイルスの勢いを抑え込む」と強調した。
「全国の感染者数は増加が続き、重症者も急速に増えている。特に懸念されるのは変異ウイルスの動きだ」と指摘した。「手をこまぬいていれば大都市の感染拡大が国全体に広がることが危惧される」と語った。❞
2度目の緊急事態宣言発出後に感染者が急増、4月5日にはまん延防止等重点措置を適用したが効果が薄いこともあって、より強い対策が必要という判断がされたようだ。
東京都では「午後8時以降は店舗のネオンも切ってほしい」とのコメントも出すほど。事態の切迫具合も感じられる。
さらに、今回問題とされているのが、関西を中心に広まりつつある新型ウィルス変異種。感染スピードが速く、若い年齢層にも感染が拡大しているとあって、国も各自治体も神経をとがらせている。
バイクは移動中に「密」の状態になりにくく、集合場所でのソーシャルディスタンスをとっていればクラスターは発生しにくいと思われていた。
基本的にそれは間違いない。だが、変異種は年齢が若くても感染すること、さらには人→人への飛沫感染よりも人→モノ→人という、接触による間接的な感染が増加しているとも言われている。これには、しっかりと対策をする必要があるだろう。
バイク乗りとしてできることも、いくつかある。
ツーリングの集合方法を変える
ルートを周知させたうえで、少数のグループごとに流れ集合、流れ解散などクラスターが発生しない状況を作ることはできるはずだ。
他人のバイクに触れない、触れさせない
前述のように人→モノ→人の感染が増加しているのは明らかなのだから、今の時期だけは他人のバイクでコールを切らない、ツーリング中に他人とバイクを交換しないなどの措置は必要だろう。
触れる可能性がある場所は“拭く”
アルコールなどを持ち歩いて、手指の消毒を行っている人は多いだろうが、感染確率を下げるためには触れる可能性がある場所を事前に拭くのも大事。
実はこの除菌効果のある溶剤による拭き掃除はかなり効果が高いとされていて、行政からも拭き掃除は推奨されている。
バイクに乗る前にハンドルやタンク、シートだけでも除菌をしておくことで、感染リスクは大きく減らすことができる。
特に関西方面のバイク乗りの方々には、十分な注意を払っていただきたい。秋には一年ぶりのイベント『旧極』も控えている。
ここで旧車會によるクラスターが発生したとなれば、イベント開催に向けても影響が出ないとも限らない。
自分たちの身も、イベントも、自分たちで守るという意識をもって、この難局を乗り切っていきましょう!
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執筆者:i-Q JAPAN編集部