「また原チャリが捕まってるよ……」
そんな光景、見たことないだろうか?
信号待ちの交差点や、ちょっとした横道で、白バイやパトカーに止められている原付。
いや、あれだけ大きなバイクが走り回ってるのに、なぜ原チャリばかりがやられるのか? 俺も気になって調べてみたんだ。
実際のデータを見ても、原付の検挙率は他のバイクの約3倍にのぼるという報告がある。
また、警察庁の統計によれば、原付乗車中の致死率は0.73%で、自動車乗車中の0.39%と比べて約1.9倍も高い。
こうした背景を踏まえると、原チャリがあえて狙われやすい理由が少しは見えてくるんじゃねーかな。
取り締まりのエサにされる理由
まず、原チャリが狙われやすい理由はいくつかある。
1. ルールが独特すぎる
30km/h制限とか、二段階右折とか、車とバイクの間の「変なルール」が多い。これを知らずに普通の感覚で走ってると、すぐに捕まる。
2. 取り締まりが楽
そもそもスピードが出ないから、白バイに追われても逃げられない。車体も小さくて一目でわかる。「ちょっと止まりなさい」と言われたら、素直に止まるしかない。
3. 若者が多い
原チャリに乗るのは学生や若い社会人が中心。まだ経験が少ないから、違反を指摘されても「そうだったんですか……」と大人しくキップを切られてしまう。警察にとっては、初心者マークつきの狙いやすい相手だ。
4. 検挙率を稼ぎやすい
交通課のノルマがあるのは有名な話。で、違反を取り締まるなら、手っ取り早く点数を稼げるほうがいい。スピード違反、信号無視、一時停止……原チャリはちょっと見張ってるだけで違反がポロポロ出てくる。そりゃ狙われるわけだ。
実際に、特定小型原動機付自転車(いわゆる電動キックボード含む)に関連する交通違反の検挙件数は、2023年7月から2024年6月までの1年間で25,156件にのぼる。その内訳は通行区分違反が55%、信号無視が31%と、ちょっとした違反でも検挙されやすいことが分かる(参照元)。
取り締まられる方は、たまったもんじゃねーけどな!
取り締まりのホットスポット
実は、原チャリが捕まりやすい場所には法則がある。
- 信号の多い幹線道路
一時停止違反や信号無視を狙ってる。特に右折レーンのない交差点で二段階右折違反が多発。
- 学校周辺
学生が原チャリで通学するエリアは、警察のチェックが厳しい。ヘルメットのあごひもが緩いとか、定員オーバーとか、細かい違反で止められることが多い。
- 駅前のロータリー
駐輪禁止の場所が多く、ちょっと停めただけでもアウト。お巡りさんが隠れて見てるぞ。
- 見通しのいいバイパスや幹線道路
ここではスピード違反が狙われる。車の流れに乗ろうとすると簡単に30km/hを超えてしまい、そこで白バイが「はい、アウト〜」。
旧車會の俺たちも他人事じゃないんだわ
「原チャリの話でしょ?」と思うかもしれないが、旧車會やヤンキーにとっても無関係じゃない。
例えば、2ストの名車、ホンダのDio ZXとか、ヤマハのJOG ZR。こいつら、50ccだけどかなり速い。ちょっと改造すれば60km/hオーバーも余裕。
そんな走りをしてたら、そりゃあ警察も見逃さない。
「マフラー変えたら音がデカくなって目立つ」
「ちょっと加速がいいだけで『暴走行為』扱いされる」
こんな話、よく聞くだろう? 結局、キジも鳴かずばなんとやら。派手なバイクは目をつけられる運命なのだ。
どうすれば捕まらずに済むのか?
じゃあ、どうすれば取り締まりを避けられるのか? 無敵の方法はないが、リスクを減らすポイントはある。
1. 原付のルールを知る
30km/h制限や二段階右折を理解して、警察に突っ込まれる隙を作らない。
2. 目立ちすぎない
改造車や爆音マフラーは、見た目や音で警察のターゲットになりやすい。あえてノーマルっぽいスタイルにしておくのも手。
3. ホットスポットを避ける
取り締まりが多い場所を知っておけば、不用意に捕まるリスクは減る。
4. 止められたら冷静に
「なんで止めるんですか!」とキレても逆効果。素直に応じつつ、理不尽な取り締まりなら後で相談できるよう証拠を残すのも大事。
まとめ:やっぱり原チャリはカモだった
結論として、原チャリは確かにカモにされている。
データを見ても、検挙率や致死率が他のバイクより高い。ルールが独特で違反しやすく、スピードも出せないから捕まえやすい。しかも、乗ってるのは若者が多いから、文句を言わずに素直にキップを切られる。警察にとって、こんな「美味しい獲物」はなかなかいない。
だが、それを逆手に取って、賢く立ち回ることもできる。ヤンキー魂で「どう捕まらないか」を考えるのも、また一興じゃないか?