通称Z1が発売されたのは、1972年。本来であれば、もう3、4年前に発売される予定だったのだが、タッチの差でホンダがCB750Fourを発表したため計画をいったん中止。
再度エンジンに磨きをかけ、さらに「750㏄に勝つにはエンジンをデカくするだけでもメリットがある」という考えから開発されたのが、Z1だった。
ところが、直前になって「国内で販売できるバイクの排気量は750㏄まで」という制度ができてしまい、750ccにエンジンを作り直してできたのがZ2。Z1とZ2の違いは、ここにある。
72年に北米で発売されたのが、火の玉/ファイヤーボールと呼ばれたZ1。国内版のZ2は、73年に発売となった。続く74年にはタイガーカラーと呼ばれるZ1-A(Z2-A)、75年には玉虫と呼ばれるZ1-B(Z2-A後期)へと移行していった。
というわけで正解は…
72・73年-②-A.火の玉
DOUBLE-UP
74年-③-C.タイガー
MOTORIDE
75年-①-B.玉虫
MOTORIDE
の順番!!
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ちなみに、これ以外にもZ1/Z2ならではの名称が付いている単車もある。
MOTORIDE
オレンジの火の玉は北米輸出され、大ブレイクしたが、ヨーロッパ市場では、この黄色とオリーブグリーンのツートン、通称「イエローボール」が多かった。
そしてこちらは純正ではなく仕様だが、漫画『あいつとララバイ』の主人公・研二が乗っていた白×赤のZ2が一時期、大人気となった。写真のファイヤーボールタイプもあれば、上面がすべて赤というパターンもあったが、どちらも「ララバイ仕様」「あいララ仕様」などと呼ばれ、特別視されている。
Zはとにかく奥が深く、語り出すとかなり厄介な存在。うっかり立ち入ると抜け出せなくなる場合もあるが、発売順と愛称くらいは知っておくと、どこかでいいことがあるかもしれない。
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執筆者:i-Q JAPAN編集部