「レカロ」と聞いて、真っ先に思い浮かぶのはカッコいいバケットシートだ。
旧車會や走り屋だけじゃなく、ヤンキー文化とも切っても切り離せない存在だよな。
「レカロシートを装着している車=本気」みたいなイメージ、正直あると思う。
だが、みんなが「なんかすげえ」と思うそのシート、どんな歴史があるか知っているだろうか?
実は、俺もこの記事を書くまで「レカロはヤンキーの心をつかむために生まれたブランド」くらいに思ってた。けど、調べてみると全然違った。今回は、そんなレカロの知られざる話を掘り下げてみるぞ。
レカロの意外なルーツ
まず、レカロの始まりはドイツだ。
これだけで「え、ドイツ?」と驚いた人もいるんじゃないか?
実は、1906年に創業した「Stuttgarter Carosserie- und Radfabrik(シュトゥットガルト車体製作所)」が前身なんだ。そこから、1960年代に「REutter CAROsserie」――略して「RECARO」というブランド名になった。
ここでさらに驚きなのが、当初はシート専門じゃなかったってこと。むしろ、カスタム車両のボディ製作がメインだったんだよね。
走り屋文化とレカロの結びつき
じゃあ、どうしてレカロがこんなに走り屋やヤンキーに愛されるようになったのか?
きっかけはやっぱり1970年代からのモータースポーツだ。当時、レカロは軽量でフィット感のあるバケットシートを開発し、レース界隈で一躍注目を集めた。
その技術が市販車向けにも応用され、走り屋たちにとって「レカロ=速い車の証明」となったわけだ。
さらに、80年代には日本でも「レカロシートを入れれば速くなる!」みたいな都市伝説が広まった。結果、ヤンキー文化の中でも「とりあえずレカロに座ればOK」みたいな空気感が生まれたんだと思う。
倒産したけど、まだ元気?
実は、レカロって最近倒産したんだよね。
これ、以前の愛旧ジャパンの記事でも触れた話だけど、結構な衝撃だった。
でも、ブランド自体は残っている。今は「レカロ・グループ」という新しい形で運営されているんだ。
ちなみに、レカロの製品は今も進化を続けている。最新のシートは軽量化はもちろん、エルゴノミクス(人間工学)を追求した作りになっている。
もはや「ヤンキーのためのシート」というより、全人類の腰を守るシートみたいな感じだ。
ヤンキーとレカロの未来
とはいえ、やっぱり俺たちにとってのレカロは特別な存在だ。「ただのシートじゃない」って思うんだよな。
自分の車にレカロシートを付けることで、「俺の車は本気だぞ」ってアピールできる。これは昔も今も変わらない魅力だろう。
しかも、最近は旧車にレカロシートを装着するのがちょっとしたブームになっているらしい。現代の最新技術を昭和の車に取り入れる、いわば「令和ヤンキー仕様」とでも言うべきスタイルだ。
まとめ:レカロは永遠にヤンキーの味方
レカロシートの歴史や文化的背景を調べてみると、「ただカッコいいだけじゃないんだな」と感心する部分が多かった。でも、最終的には「やっぱカッコいいから欲しい!」ってなるよね。
旧車會やヤンキー文化の中で、レカロはこれからも愛され続けるだろう。そして、俺たちもそのシートに座りながら、自分の走りを楽しんでいけたら最高だと思う。
レカロシート、マジで座るだけでテンション上がるぞ!