人の印象は見た目が9割、と言われるように、バイクも外見は重要だろう。ましてやメカまで剥き出しで疾走するバイクとあっては、なおさら。
そして今回のバイクのオーナー氏は、なかなか厄介な嗜好をお持ちの方だと言える。純正ラインのカラーチェンジというわけではないが、かなり純正に近いデザインを用いていて、白とライムグリーン、そしてピンクというパステル調の組み合わせ。さらにホイールも白、マフラーは赤で塗装。では、塗り系かといえば外装の塗装は群馬のパンチィライフによるエアブラシなので、厳密には塗り系とも言い難い。逆に、真の意味での個性派ということになる。
ヘッドライトユニットはSTANLEYに交換。旧車っぽさがよりキワ立つフォルムになっている。HONDAロゴがラインに合わせてパステルピンクになっているのがオシャレ。
84メガの深紅マフラーの横にブラさがるハートの吊り輪が視線を惹く。車体を大きく傾けるとカラカラと音が鳴るようセッティングされている。本来の用途とは異なる使用方法だが、 それでも見た目はカワイイおしゃれポイントとして機能している。
ハンドルはアキラハン、スロットルとグリップは84プロジェクトを装備。コールにかける意気込みが感じられる構成だ。
いい感じにヤレた川口シートの背面にはカッティングシートのメッセージが入る。LOVEの字に並んで入れられているのはLEDか? 光ると目立ちそうだ。
外見からは伺えないが、リアショックはナイトロン。灼けたエキパイの耐熱ペイントがコールマシンであることを物語っている。さまざまな要素で盛りだくさんながらも、適度な使い込み感とパステルカラーが程よくマッチした1台に仕上がっている。
■オーナー:サワラ
■チーム名:84プロジェクト