いま様々な旧車バイクの価格か高騰していると話題だけど、なかでも特に話題になっているのがホーク系の高騰。250のバブを買うのに100万円近くを用意しないといけない! とか。
しかもショップでの販売価格ではなく、ヤフオクでの価格。3年前ならCBXも買えた値段だ。それをいっても始まらないけど。
そしてこのバブ高騰の一因になっているのが、いま話題のアレだ。
東京卍リベンジャーズ
東京卍會、通称トーマンの総長・マイキーの愛車がバブだということで、一般層のマンガヲタや実写化された映画の配役で好きになったイケメン好きまでが、次々とバブを買いあさっているのだという。
ちょっと前までは車両販売のバブにはかなりの割合で「東京リベンジャーズ」と入っていた。これがそれなりに効果はあったようだ。
それでも販売価格は8月13日現在、主に100万円前後を中心に推移している。
これがショップを中心にした話なら、納得もいく。
タマはあるといっても70年代に出たバイクで、整備だ修理だパーツ交換だとなったら、それなりに料金が加算されるのは、まま聞く話。
たとえば車両が60万円で、整備とパーツ台で40万円の100万円なら「そういう場合もあるでしょう」と腑に落ちるのだ。
ただ、それが『バブが100万円でも売れるらしい』との噂だけを聞きつけて、「不動車です」「逆車みたいですがよくわかりません」「代理出品です」「詳細一切不明ですが3Nで」の状態で個人もしくは無資格業者が100万円の値段をつけているケースが多々見受けられるのは、正直いかがなものか、と。
それがネットオークションの世界だと言われたらそれまでだが、それは健全な取引なのか? との疑問は拭えない。
では実際にはいくらで落札されているか、7/14から8/13までに落札されたホーク系バイク平均落札価格を出してみた。
これで100万円オーバーなら、納得せざるを得ない。それは社会の趨勢だ。
調査対象は、期間中に取引が成立したオークション出品のバブのみ。バブであれば400㏄でも250㏄も不問、T型もN型も、スーパーホーク系もすべてカウント。タンクなしやCMは、対象から除外した。
実際にサイトで落差されたのが27台。そしてその平均価格がこちら。
697,652円
ネットオークションでのホーク系バイク落札平均価格は約70万円。賢くやれば、70万円でバブは購入できる。
この数字、しばらくは参考にしていただけるのではないだろうか。
執筆者:i-Q JAPAN編集部