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【カワサキ?】ひとくちに「Z」といっても様々なメーカーから色んな「Z」が発売されているのでこの際ちゃんと整理しておきたい【ニッサン?】

2024年7月15日

メカ好き、乗り物好き同士が集まっている際に「Zがさ……」という話になると、話がゴチャッとすることがある。

もっともポピュラーなZは日産フェアレディZだが、カワサキにもZ1/Z2に始まり、Zシリーズのバイクがある。ほかにもポピュラーなところでは「ジャンボーグ9」に変身するマシン、でお馴染みホンダZという軽の名車があるが、実はこれら以外のメーカーにもZは少なからず存在する!

今回は各メーカーから発売されているZをそれぞれに解説していきたい。
 
 
 
 

フェアレディZ


フェアレディZは1969年に初登場した国産スポーツカーで、その直線的なデザインと優れたパフォーマンスで世界的な成功を収めた。まずS30シリーズ、特に240Zがヒットし、その後、280ZXや300ZXなどのモデルが登場。テクノロジーとデザインの革新を続けた。2002年には350Zが登場し、よりパワフルで先進的なスポーツカーとして高く評価された。

その後も途切れることなく新シリーズが発表され、現在の370Zはその伝統を受け継ぎつつ、最新の技術とデザインを融合させスポーツカー愛好家から支持されている。
 
 
 
 

ホンダZ


ホンダZは1970年代初頭に登場した軽自動車で、リアウインドウの形状から『水中メガネ』と呼ばれた愛らしいルックスとコンパクトなサイズが特徴。初代Z360はエンジンが360ccで、軽快な走行性能を提供した。

1974年に一度は生産中止となったが、1998年には後継モデルのZを再リリース。軽のSUVモデルという位置付けでかなり攻めた仕様だったが、セールス的にはかなり苦戦していた。現在はN-ONE Zがその名を受け継ぎ、現代のテクノロジーと安全性を兼ね備えた都市向け軽自動車として人気を博している。
 
 
 
 

カワサキZ


カワサキのZシリーズは、1970年代に登場したスポーツバイクのアイコンともいえる存在。初代のZ1(900 Super Four)は、その強力なエンジンと洗練されたスタイリングで世界的な評価を得る。その後、排ガス規制が設けられたことで国内向けに設計されたボアダウン版のZ2(750RS)、さらにザッパーと呼ばれるZ650や、のちのFXに繋がる“角Z”Z1-Rなど、Zシリーズは多様なモデルを展開し、ネイキッドバイクの分野で人気を集めた。

2023年にはZ900RSという新世代のネイキットモデルが登場。さらなる性能向上と快適性を追求している。

ちなみにZ1、Z2ともバイクの名称としてはZの文字は入っていない
 
 
 
 

ダイハツ ハイゼット


正直、ハイゼットを“ゼット”として認識している方は少数派だろうが、一応シリーズ名に“ゼット”が入っているということで、列記させていただいた。

ハイゼットの表記は「HIJET」。ハイジェットと書いてハイゼットと読ませている。このネーミングは英語の「high」(高い)と「set」(設定された、配置された)から派生していて、当初の車両が他の軽トラックよりも高い位置にエンジンを配置していたことに由来している。

日本の軽トラ市場はこのハイゼットとスズキのキャリイが約7割を占める2大巨頭の一角で、関西方面ではこの軽トラにエアロキットを組んだカスタムの人気も高い
 
 
 
 

BMW Z


そういえば、という感じだがBMWのロードスターモデルもZシリーズ。現在はZ4までシリーズがあるが、初代のℤ‐1や次代のℤ‐2は、やはり混乱が生じて面倒だった。
 
 
 
 

というように、ひとくちに「Z」といっても様々なメーカーから、様々な車種の「Z」が出ている。アルファベットの最後の文字であることから究極を示すと言われる「Z」。敢えてこのアルファベットを冠したということは、それぞれメーカー側からの期待が大きかったということだろう。

今でも継続しているブランドがあるのも頷ける。

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