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【パト鬼】交番に生卵20個を投げつけ挑発行為を行った少年3名を逮捕【埼玉】

わりと最近……といっても平成の時代にはすでにあったようだが、不良少年のあいだで全国的に流行っている“遊び”『パト鬼』と呼ばれるものがある。わざとパトカーの前をゆっくり走ったり逆走したりを繰り返しながら、「パトカーと鬼ごっこをする」という“遊び”だ。

日本の警察は万が一の事態に配慮して、パトカーの車体ごとバイクに突っ込んでいったりするような強硬な対処はしない。万が一、人身事故にでもなったら、その是非をめぐって騒動になるのは目に見ているからだ。
 
 
 

それ故、比較的安易にスリルが得られる“遊び”として不良少年の間で行われているものだが、現場の空気感とその後に課せられる罰則の重さは結構な乖離があるようにも感じられる。

上記のような状況もあって、なかなか現行犯で捕まるケースは少ないが、昭和の時代と違って動画を証拠とした逮捕が可能。追尾の際には間違いなく動画撮影されているので、逮捕されるリスクは実はかなり高い
 
 
 

実際、埼玉県の17歳の少年3人が、この『パト鬼』を行ったことで逮捕された。当局の発表によると、昨年11月6日午後11時15分ごろ、さいたま市南区沼影1丁目から同区白幡5丁目にかけての路上で、ミニバイク2台に乗り暴走行為をした疑い。

浦和署によると、2人は地元の不良仲間で、信号を無視し、歩道や右側車線を走行していた。2人は別の無職少年(17)とさらに翌7日午前0時ごろ、警戒中のパトカー2台や同市桜区の交番に卵を投げ付け、公務執行妨害などの容疑で今年5月に逮捕された。周辺の防犯カメラなどから今回の容疑の関与も分かった。

埼玉新聞より引用

 
 
まず、共同危険行為による道路交通法違反、この少年らは『パト鬼』のきっかけを作るために交番に向けて生卵を投げつけたりもしているので、上記のように公務執行妨害もプラスされる。
 
 
 

共同危険行為で逮捕されると、免許の点数が25点マイナスになるため少なくとも2年は免許が取れなくなる。そして公務執行妨害は3年以下の懲役・禁固、もしくは50万円以下の罰金が科せられる可能性がある。

たとえばチームの先輩やOBからのパワハラ的な命令であればまだしも、最近は自ら進んでこういったことを行うようだが、行為によって得られる快楽とリスクのバランスが著しく悪いということだけは、認識しておいて間違いはないだろう。

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