【間違いだらけの暖機運転】それじゃエンジン壊れちゃう!といわれないためのHOTな暖機の新常識
2023年12月17日
冬だろうが氷点下だろうが単車が好きだ!! 乗りたい!! というアナタ。それは止めません。ただ、正しい暖機で旧車のエンジンを優しく労わりましょう。
この1月から2月にかけての厳冬期は、かなりのバイク好きでもお休み期間に入っていることだろう。俗にいう“冬眠”というやつだ。
それでも、3日も単車に乗らないと目は血走り、動悸が激しくなり、5日でめまい、一週間で幻覚や幻聴といった禁断症状が出始めるといった単車乗りは少なくないと聞く。
そんな“単車ジャンキー”にお伝えしたいのが、冬の旧車の暖機法だ。
もちろん、エンジンがかかったら即全開バリバリなんていう方は、よほどの初心者か本当のジャンキーくらいなものだろう。
では、なぜ冬はエンジンを温めてから走らないといけないのだろう?
これ、正確に答えられる人は意外と少ないかもしれない。「温めないと止まっちゃうから」。確かにそうだが、ではなぜ温まっていないとエンジンが止まってしまうのか?
それは
バイクは全体が温まっていることを前提に作られているから。
当たり前だが、単車は金属でできている。そして金属は、熱によって膨張する。この膨張した状態でベストのパフォーマンスができるようになっているのだ。
冷えている間はほんのわずかだが、各パーツがちょっとずつ縮こまっている。そしてすべてのパーツが同じように縮こまっているのならまだいいかもしれないが、内部で使用されているパーツの素材は、鉄もあればアルミもある。それ以外の材質も使われていることが多い。残念なことに、これらの素材は熱膨張率もそのタイミングも、全部がバラバラなのだ。
これ、正確に答えられる人は意外と少ないかもしれない。「温めないと止まっちゃうから」。確かにそうだが、ではなぜ温まっていないとエンジンが止まってしまうのか?
それは
バイクは全体が温まっていることを前提に作られているから。
当たり前だが、単車は金属でできている。そして金属は、熱によって膨張する。この膨張した状態でベストのパフォーマンスができるようになっているのだ。
冷えている間はほんのわずかだが、各パーツがちょっとずつ縮こまっている。そしてすべてのパーツが同じように縮こまっているのならまだいいかもしれないが、内部で使用されているパーツの素材は、鉄もあればアルミもある。それ以外の材質も使われていることが多い。残念なことに、これらの素材は熱膨張率もそのタイミングも、全部がバラバラなのだ。
そして、これらのパーツがスムーズに動くようにしてくれているのがエンジンオイル。当然だが、オイルも温まらないと全体に行き渡らない。隙間でガタガタのパーツを満足な潤滑油もナシでガンガンに動かす……。ちょっと考えただけでも、エンジンに負担がかかるのはわかるハズだ。
「だから走り出す前は十分に暖気してるよ! エンジンかけて、チョーク引いて煙草一本吸ってから走るようにしてるんだ!」
というアナタ。これが最近では、止めたまま暖機するより低速で走ったほうがいいといわれていること、ご存知ですか? 理由は明快。走った方がミッションなどをスムーズに暖機できるから、なのだ。加えて、タイヤもある程度動いていた方がゴムが温まってグリップするし、サスもスムーズに動くようになる。 というのが、ゆっくり走りながら全体を暖気すべし、の理由。なるほどな、と思ったアナタ。一度試してみてはいかがでしょうか?
というアナタ。これが最近では、止めたまま暖機するより低速で走ったほうがいいといわれていること、ご存知ですか? 理由は明快。走った方がミッションなどをスムーズに暖機できるから、なのだ。加えて、タイヤもある程度動いていた方がゴムが温まってグリップするし、サスもスムーズに動くようになる。 というのが、ゆっくり走りながら全体を暖気すべし、の理由。なるほどな、と思ったアナタ。一度試してみてはいかがでしょうか?