バッドボーイズ佐田正樹総長のYou Tubeチャンネル・Sata Builder’sの影響は相当なもので、ここで取り上げられたバイクはその後中古車市場で大人気になるという“神話”がある。
正直、80年代初頭の400ccバイクのなかではそこまで高い人気のバイクではなかったXJが、瞬間的に「市場から消えた」と表現されたくらいに“買い注文”が殺到。特に佐田総長がカスタムしていた銀☓青のタイプは、特に人気が高く、今や100万超えも珍しくない状況だ。
しかし、そのXJを含むヤマハのバイクのなかでも、元々人気が高かったのが「YSP仕様」または「YSPカラー」と言われるモデル。
これは「ヤマハ スポーツ プラザ」の略で、ヤマハのバイクを取り扱う正規代理店の名称でもあった。そして普通のバイク屋さんでは入手できない、この正規取り扱い店だけに、特別なカラーリングのバイクの許していた。それが「YSPカラー」だ。
簡単に言えば販促のための手段だったが、カワサキがカスタマイズしたバイクの販売を認めていたことはあったものの、メーカー主導でこのようなスペシャル・マシンを用意していたことはないので、ヤマハのYSPカラーはかなり人気は高かった。
そして、このYSPカラーは特別なペイントというだけでなく、バイクのタンクに“映える”デザインでもあった。それが証拠に、ゼファーなどの他メーカーのバイクに、あえてこのYSPカラーを乗せている方もいるほど。
色遣いに変化は加えることはあるが、デザインとしての秀逸さはわかるだろう。
前置きが長くなったが、こちらのXJはそんなYSPカラーを使って仕上げられたバイク。タンクの本家YSPカラーに合わせて、カウルやフェンダー、サイドカバーなどがペイントされている。
更に目を引くのがXJオリジナル設計のキャストホイール。リムとスポークの両方を、YSPカラーの白と朱色で塗り分けている。白だけでも、朱色だけでもこの軽快さは表現できなかっただろう。オーナーのセンスが光るポイントだ。
マフラーは佐田総長も装着しているP管。ルックス的な相性は抜群だ。
ユニークなのが、ブリパイの先端に付けらられたドリンク缶。ポピュラーなのは同時代の、たとえばコーラとかメローイエローなどの缶なのだが、こちらはワンダのAKB48缶。そして篠田麻里子様のご尊顔がはっきり見て取れる。
さらにその先にはキン肉マンのキャップが取り付けられていて、同じ趣味を持っている方なら吸い寄せられるようにして見てしまうだろう。全体がしっかり仕上げられているからこそ、こうした「ハズシ技」も光る。
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