FXと並んで、旧車會人気はそれほどでもないけど絶版車としての価値は高いバイクの代表格がCB400Four、通称ヨンフォア。一時、国内市場から4スト4気筒のバイクが消えていた時期があったが、当時最後の4気筒バイクがこのヨンフォアだった。
ただ、408㏄の初代は発売からわずか1年ほどで排気量による免許区分が変更になって、398㏄の二代目を制作する必要性に迫られたり、その二代目もイチからフレームを専用設計するなど無駄な経費をかけまくったせいでコスト高に。そしてわずか1年ほどで生産中止に追い込まれたりと、人気の割には売ることができなくなっていたバイクだった。
そんな物語性も人気の向上に一役買っているんだろうが、現状でショップから中古車を購入しようとすると、程度のいいものなら300万から400万円は用意しないと買えないのだそうだ。
そこで活用したいのが、海外仕様の逆車。基本的に408㏄しか出荷されていないので、中型免許のみ所有の場合は大型免許を取得するか、エンジンをボアダウンする必要があるにはある。それでも国内車に比べて多少はコストを落とすことができるはず。
フル純正で乗りたいならともかく、愛旧ジャパンの記事を読んでいる方なら、多少なりとも手を加えたい方が多いことだろう。
そんなあなたに、コレは逆車だ、というポイントをお伝えいたします。
※ 今回の海外仕様はアメリカ・イギリス・ドイツに限定いたします
車体番号で調べる
ホンダは車体番号に関しては、かなりしっかり対策を取っている。国内車の場合、408㏄ならフレーム番号のアタマに「CB400F~」と入るし、エンジン番号には「CB400FE~」と入る。そして398㏄ならフレーム番号は「CB400~」、エンジンには「CB400E-」の打刻がアタマに入る。これ以外の英数が入っている場合は海外仕様ということだ。
ライトのON/OFFスイッチで調べる
アメリカではバイクの常時点灯が義務付けられているので、アメリカ車にはライトを切る/切らないのスイッチ自体がない。
スイッチBOXに違和感を感じたら、それは国内車ではない可能性が高い。
レッドゾーンの有無で調べる
マイル表示が海外車なのは分かりやすい部分だが、スピードメーターにレッドゾーンがあるのは国内車だけ。海外車にはレッドゾーンがない。
ウインカーのサイズ・形状で見分ける
アメリカ車はウインカー自体がデカイ。
ドイツ車はウィンカーが丸くて小さくてオシャレ。そしてテールレンズも丸型でオシャレ。
ちなみに、愛用者も多いヨーロピアンウィンカーは、このドイツ車のウィンカーが元になっている。
タンクの塗装で調べる
タンクの両サイドにラインで縁どりが入っているのがアメリカ車。というか、アメリカ車は日本を含めた他の3か国とは大きく異なっていて、ハンドルはすべてアップハンでフェンダーブレースも後方のみだ。
バックステップの位置を確認する
前出のとおり、基本的に398㏄のヨンフォアは海外に輸出されていないため、タンデムステップも国内408㏄と同様、スイングアーム上に取り付けられている。ただし、ドイツ仕様車に限っては国内398㏄と同様、フレームにマウントされているので注意が必要だ。
ただ、ドイツは排気量ではなく出力で税金が決まるので、あえてカムシャフトの山を低くしてパワーが出ないような工夫(!?)がされている車両もある。こうした、見えない部分のチェックも必要だ。
ちなみに昭和のヨンフォアは中古車価格で300万円から。100万円台のヨンフォアは平成に蘇った新バージョンなので、その点はご注意を。
参照元:ZEPPAN UEMATSU
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