いま、全国各地で暴走族とは切っても切れない関係にあるの“アレ”が減少しているという。
“アレ”ってなんだ?
旧車バイク?
いや、旧単車は大概が絶版車だから減る一方だが、今さら驚くほどのことでもないし・・・。
ガソリンスタンド?
地方の小さなガソリンスタンドは減ってるかもしれないが、街道沿いの大型店が激減しているとも思えないし・・・。
コルク半?
ツバ付きのヘルメット自体が作れなくなってしまったから、これは本当に減っていくだろうなぁ・・・。でも、いま現在でどうこうっていう問題でもなさそう。
正解は・・・
少年院!
全国で少年院の統廃合が進んでいるという。
北海道では月形少年院がすでに廃止され、帯広少年院は22年3月で廃止が決定。
70年の歴史を持つ神奈川の小田原少年院も、院生の減少と施設の老朽化により2019年3月に廃止。
山陰唯一である鳥取県米子市の少年院、美保学園も21年の3月に廃止されている。
元々、少子化の影響で少年の絶対数が減少している部分は当然あるのだろうが、少年10万人に対する犯罪発生率は、戦後最低レベルで低くなっているのだそう。
現状で存続している少年院も、その多くは定員割れというから、将来的にはさらなる統廃合も進んでいくはずだ。
暴走族といえば少年院!
ってことはないだろうが、「少年院が怖くて暴走族やってられるか!」という気概あふれる現役暴走族が多数派だった時代があるのは、誰にも否定できないはず。
その少年院が激減しているのだから、いかに暴走族が減少しているかがわかる。
ちなみに、近年で同発生率が高かったのは平成13~18年頃とか。この少年犯罪の発生率向上に寄与した読者も少なくないだろう。