東京都練馬区の路上で集団でバイクに跨り蛇行運転などの暴走行為を行ったとして、板橋区に住む16歳の無職少年ら4名が18日までに共同危険行為ならびに無免許運転の疑いで逮捕された。
4人は4月13日の深夜、練馬区氷川台3丁目から桜台6丁目までの約300メートルをバイク4台で蛇行運転などを行ったなどの疑い。
また、この4名と行動を共にしていた、板橋区に住む14歳の少年も書類送検されている。
5人は暴走族「練馬喧嘩會」のメンバーで、この日は近くで開催された祭りの警戒に当たっていたパトカーを挑発。約1キロにわたってパトカーの走行を妨害し続けた。
取り調べに対して、解体工の16歳の少年は黙秘。その他の4人は容疑を認めている。
中学生の少年は調べに対し、「パトカーを挑発しようと思った」と話しているという。
こうした暴走族逮捕の報道は、梅雨明けと同時に増加する傾向にある。報道そのものが抑止力になると考えられ、あえてこの時期に容疑者を逮捕することで「暴走するとこうなるよ」と公に伝えているものと思われる。
ただし、逮捕されたのが東京都内のチームなのは衝撃も大きいのではないか。そもそも、都内で正規に看板を掲げて走っているチームそのものが相当少ないからだ。
いわゆる“SNS暴走”が増加しているので経験者は少なくないのだろうが、固有のチーム名で走るケースは珍しい。
チームとして走ってパトカーを挑発したとなれば、逮捕は免れられない。それも覚悟の上の行動だろう。それで名を上げる行為、と考えているのかどうかは不明だが、今後の免許取得に支障がでたりと不便と少なくない。
まずは自身の行動を反省し、償い、今後は真っ当な道を進んでくれることを切に望む。