昭和の不良、特に暴走族といえば、まず頭に浮かぶのはあのゴリゴリに改造されたバイクと、警察との壮絶な追いかけっこじゃねーかな?
俺も昔の暴走族とかの動画を見てて「マジで熱い時代だったんだなー」と感心することがあるけど、実際に彼らがどんな活躍(?)をして、警察の追撃をどうやって突破していたのかって、意外とわからないもの。
で、ちょっと気になったので調べてみたぜ。
今回は、昭和の不良たちがどうやって暴走族の取り締まりにあらがい、今のヤンキーたちはどうやって対処しているのか、サクッと掘り下げてみるぞ。
昭和の不良、彼らの戦場は「道路」だった
昭和の時代、特に70年代から80年代にかけて、暴走族は全国にその名を轟かせていた。彼らのバトルフィールドは、まさに公道だ。
当時のバイクはカスタムが当たり前で、マフラーをガンガンにいじって爆音を轟かせ思い切り爆走するのが定番スタイルだった。そりゃ、近所迷惑どころか、警察からしたら「これは逮捕モンの違反ド真ん中だろ!」ってレベルなワケだ。
爆音マフラーで地響きを立てながら深夜の住宅街をガンガン爆走し、警察とのカーチェイスを繰り広げるのが日常だったって話だ。
それでもって昭和の警察が行った取締りというのも、それはそれはめちゃくちゃヤバかったらしい。
なぜなら、その頃は現行犯逮捕が基本だったから。カーチェイスの最中にも「こらぁ◯◯! 止まれテメー!」「誰だよそれ知らねーよ!」という掛け合いもあったとかなかったとか。
もちろんカーチェイスだけじゃなく、検問所でもその場で取り押さえるため「罠」を張ったりしてたってんだからマジかよって感じだったそう。
特攻服やボンタンを絡めとるトリモチや、文字通り一網打尽するネットなんてまだカワイイほう。寒い北の方では検問所あたりの道路にわざと水を撒いて凍らせ、ビビってブレーキングした暴走族を転ばせやすくするまでしたってんだから恐れ入る。
ただ、こういったヤバい追撃や待ち伏せさえやり過ごせば、なんとかなったのも昭和の時代だった。
一番なのは、全速力でブッチ切って逃げ仰ること! そしてシラを切ること! 警察だって現行犯でなきゃしょっぴけなかったワケだから、たとえば民家に1〜2時間ほど隠れて、ほとぼりが冷めた頃に逃げる、なんて方法もOKだったそうだ。聞いてるだけでもなかなかスリリングだよな。
令和のヤンキーたち、言い逃れは不可能?!
一方で、今の若者たちはどうかというと、昭和の頃とは違ったルールとの戦いを繰り広げている。
さっきも書いた通り、昭和の頃はパトカーや白バイが直接追いかけてきたり検問所で待ち伏せられて、そこから逃げるか現行犯で捕まるか、の二択だった。
でも今は、テクノロジーの進化で取り締まりのスタイルも変わってきている。
昭和には考えられなかった監視カメラ網が街中に張り巡らされてるし、防犯カメラを設置している民家だってザラだ。そして警察もさまざまなデバイスで武装している。
だから令和の警察は、無茶な取り締まりは一切しない。下手に転ばせてケガでもさせればマスコミが突き上げて(?)くれるもんな。
でも速度違反や信号無視、集団での危険走行なんかは、バッチリ動画や写真で証拠として押さえている。だから今は逃げ仰せようがシラを切ろうが、言い逃れは不可能だ。もし目をつけられたら、すんなりと従うしか他ない。
警察との「ガチ勝負」ができないのが、現代の若者たちにとってはちょっとつまらないところかもしれないけどな。
まとめ
それにしても、昔も今もルールを「破る」ことが一種のステータスだった時代があった。でも、これからはどうだろうな?
交通ルールは公道を使う万人の者を守るためにあるわけだし、そこには俺たちももちろん含まれる。気持ちよく思い切り、長〜く走りを楽しむためにも、ルールは守っていきたいものだな。