最近、X(旧Twitter)を眺めてたら、こんな投稿が目に飛び込んできた。
> 「ノーヘルで運転してる警察官を見かけた。原チャリは取り締まるくせに、自分らはいいのか?」
ってやつ。しかも証拠の写真までバッチリ載ってる。
でも待てよ、これってほんとにアウトなのか? それとも、俺たちが知らないだけで、警察には“特別ルール”でもあるのか?
ということで、今回は「警察官のノーヘル事情」について、ちょっと調べてみた。
ノーヘル警官は意外とよく見る?
昔から言われてる話ではある。「警官のノーヘルはよく見かける」と。
とくに交番勤務の巡査が、原チャリ(カブが多い)でパトロールしてるときに、ヘルメットをかぶってないケース。「あれ、違反じゃね?」って思ったことある人、少なくないんじゃないか?
実はあれ、“帽子型ヘルメット”ってやつらしい。 見た目はただの制服帽。けど中に衝撃吸収材が仕込んであるとか、ないとか。
問題のXの写真を見ても、たしかに警察の帽子っぽい。
でもアレ、本当にヘルメットとして機能するんか? それで転んで無事なの?って思うよな。
帽子型ヘルメット、ほんとに“合法”なのか?
じゃあこの“帽子型ヘルメット”、法律的にはどうなのだろうか?
道路交通法でいうところの「ヘルメットの着用義務」は、“乗車用ヘルメット”の装着”ってことになってる。
そしてこの“乗車用”ってのは、ちゃんと規格をクリアしてる必要がある。SGマークとかPSCマークとか、ああいうやつ。で、帽子型ヘルメットの中にも、ちゃんとその基準を満たしてるやつがあるらしい。
つまり、「見た目は帽子、中身はちゃんとヘルメット」ならセーフってこと。
ただ、問題はその判別が外からできにくいこと。一般市民が見たとき「ノーヘルに見える」ってだけで、本当は合法ヘルメットだった……ってこともありえる。
ややこしい笑!
しかも警察官用の帽子型ヘルメットって、一般販売されていない。
「俺も欲しい!」って言っても、たぶん買えない。
欲しいかといわれたら、たぶんそうでもないけど。
警察官がノーヘルだと処罰される?
ここが気になるところだろう。
「ノーヘルの警官は違反で捕まるのか?」って話。
結論から言うと、基本的には処罰対象になる。道路交通法は警察官にも適用されるから、「原付乗ってるのにヘルメットなし」は、れっきとした違反。ただし、警察の内部処理ってやつがある。
つまり、一般人みたいにその場でキップ切られるってよりは、あとから「注意」されたり、「所属で指導」されたりするパターンが多い。いわゆる「内々で穏便に……」ってやつだ。
俺らがやったら即アウトでも警官は“注意で済む”のであれば、うらやましい限り。
とはいえ、これも全部が全部ってわけじゃない。中には市民の通報でガチで処分された警官もいるらしい。
原チャリは取り締まるのに…
正直、モヤモヤする。
俺たちが原チャリでちょっとミラーつけ忘れてても(つけ忘れちゃいかんのだが)注意されるのに、警官がノーヘルで走ってるのは見逃されるって、どういうことよ?
「法律は平等」とか言うけど、現実はちょっと違うみたい。
たしかに、交番勤務の巡査とか、いちいちフルフェイス被ってられない事情もあるのかもしれない。
でも、それならそれで「これはこういう理由でOKなんですよ」っていう法解釈が知りたいところだ。
「警官だからOK」は令和のコンプライアンス感にはそぐわない点もありそうだ。
で、俺たちはどうすればいいのか?
結局のところ、俺たちはノーヘルに甘えていいわけじゃない。
どれだけ警官がやってようが、こっちが捕まったら言い訳にはならない。
それに、事故ったときに守ってくれるのは法律じゃない。ヘルメットそのものだ。
警官のノーヘルを盾にノーヘルで走っても、違反していることに間違いはない。
まあでも、「帽子型ヘルメットがある」っていう事実を知っただけでも、今回の件はちょっと勉強になったんじゃないだろうか。
まとめ:そういうものだと思った方がいいらしい
というわけで、今回のまとめ。
ココがポイント
- 警察官のノーヘル疑惑は“帽子型ヘルメット”かも
- それが規格を通っていれば、法律的にはセーフ
- ノーヘルが違反なのは、警官も同じ。ただし処分は甘めの可能性も
- モヤモヤするけど、俺たちは俺たちで、安全第一でいこう
世の中ってのは、理屈じゃ割り切れないことが多い。
でも知っておくだけでも、ちょっと気が楽になるってもんだ。
次にノーヘル警官を見かけたら……とりあえず写真は撮らずに、
「あれ、帽子型かもな……」って一回深呼吸してから考えてみよう。
なんだかんだで、そういう余裕が大人ってもんだ。