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【ラメが爆盛り】先輩から受け継がれたメカニカルなCBXのまとまりが◎【意志継承】

暴走族のバイクはオーナーとの一体感が強い乗り物。人物の名前が分からなくとも、「あそこの〇〇〇に乗ってる……」という説明で「あぁーはいはい!」と理解されたりもする。一般のバイク乗りと比較しても、個に対して占める割合が高いことを考えると、バイクの引き継ぎは単なる譲渡以上の意味合いがあるのではないだろうか。そういった点も、族車系カスタムを施したバイクが持つ魅力のひとつと言える。

現オーナーが先輩から譲り受けたというこのCBX400Fは、そんな意志のつながりを感じさせてくれる。

 

今の時代、CBXを受け継ぐこと自体が簡単ではない。単純な譲渡ではないにせよ、渡す側も“身内価格”になるだろうし、受ける側もCBXの場合は“身内価格”自体が高騰している。いずれの立場でも、それなりの覚悟は必要になる。

そんな覚悟の詰まったCBXは足まわりに550Fのダブルインボードディスクを移植、ブレーキ性能と合わせて重量感も高められている。フロントフェンダーの裏が真っ赤に塗られているなど細部へのこだわりも満載だ。

 

いい感じに褪せたアサヒ風防の垂れのヤレ感が、ボディの明るさにうまく調和している。風防のステッカーワークにもセンスを感じさせる。

 

外装はCBX550Fのライン取りをモチーフとしたキャンディカラーの3本巻き。内側にボカシつつ中心は下地の銀ラメが活かされた仕様となっている。ホンダのロゴのウイングマークにもこの3色が取り入れられているのがオシャレ。かなりギラついた仕上がりとなっている。

 

エンジンは2型のものを搭載。使い込まれたヤシメガ2マフラーとの組み合わせは頼もしくさえある。

 

三段シートの背面にはステッカーがびっしり。写真では分かりにくいが、クリアテールの中心に入れられたハートがオーナーのお気に入りポイント。

 

スイッチ類と合わせたハンドルの赤、テクニカルアジャスターのゴールドが、差し色という役割を超えて強い印象を残す。グリップは黒の84プロジェクトを装着、コール重視のマシンであることを証明している。

 

エンジンのカバー類にはフィンタイプを採用。BEETのアルフィンカバーとあいまって、直線的な印象を強く与えている。

 

側面からは見えないが、NSR250Rの純正リアサスを装着。シートのパイピングにも差し色の赤が入り、統一感にいっそうの拍車をかけている。

■オーナー:ダイキ
■チーム名:ツレけや!?
■ひとこと:小指折れてもローリングしたるでぇ!!

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