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【令和のRZ】純正風に蘇ったサンパンがどこもかしこも本気仕様でヤバい【イヌピーの愛車】

かつて「ナナハンキラー」と呼ばれ、最近では映画『東京卍リベンジャーズ』に登場するなど、再評価の機運が高まっているRZ350。魅力的なエンジンサウンドから旧車會での人気も高い車種だが、このマシンは純正の風合いを残しながらもガッツリとカスタマイズされている。

 

全体的な基調はカフェスタイル。族車的な素養は稀薄だが、その道のスタイルとしてはかなりしっかりと架装されているのがパッと見からも伝わってくる。

キャリパーはブレンボに交換。ディスクもペタルディスクに換装し、力強さを増している。タイヤはレトロパターンのDUNLOP。旧車によく似合う一品だ。

 

あくまでも純正さを強調してくれるオリジナル配色のペイント。車両は350ながら、250純正のカラーリングを用いているところもこだわりポイントのひとつだ。

ニューパールホワイトを基調としたこのシンプルさは今見てもクール。ねじ込み式のタンクキャップも純正っぽさを高めている。

 

BEETアルフィンカバーだけでなく、アンダーカウルとビキニカウルにも同じ配色のペイントが。カウルが解禁となった82年当時のスタイルが感じられるようにしっかりまとまっている。整備の行き届いたエンジン周りにも注目したい。

 

ステップドチャンバーが特徴的なK2テックのマフラー。男気のあるバラチャン仕様もさることながら、ロール溶接の色合いもシブくていい。

 

アルミ削り出しのトップブリッジに低く構えたセパハン、そして必要最低限の2連メーター。シンプルながらも見どころの多いハンドル周りになっている。

 

旧車的なノスタルジーだけじゃ終わらない、現役感あるたたずまい。ヤンチャと上品のギリギリを攻めた絶妙な仕上がり。これぞ「令和に蘇った本気のRZ」と言えるのではないだろうか。このマシンを見るすべての者の心に火をつける一台だ。

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