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【Z650】塗装とデザインにこだわったザッパーが台湾でも有数のワルさだった!【カワサキ】

ホイールやマフラーに手を加えにくい現行車という点、台湾のバイクという点を考慮する必要はあるが、外観はしっかりとした旧車會仕様。しかしベース車はというとカワサキZ650、いわゆるザッパーの二代目だ。
 
 
 
 

本家ザッパーはツーリングバイクだったZ1/Z2に対して、街乗りとしての小回りが利いてビュンビュン風を切って走れるバイク、というコンセプトで設計されたバイク。今でこそ小回りが利くバイクなのに650ccもあるのか、という見方にもなるが、当時はカタログスペック的にもZ1/Z2とのすみ分けができていたことで、“ザッパー”という愛称が受け入れられる程度には、ちゃんと売れた
 
 
 
 

そして、こちらのザッパーは令和のZ1がヒットしたことでこちらも……という形で復活した現行タイプ。台湾では日本以上に高級車で、ステイタス性が高い。それをここまでカスタムしている事実からしても本気度がうかがえる。

外装はイノウエタイプのフルカウル&三段シートを装着した旧車會仕様で、ソリッドブラックに銀ラメベースのファイヤーパターンが印象的。フレア部分のキャンディーはカワサキらしいグリーン。フルカウルの耳部分にデザインが入っているように、ペイント自体は日本のペイントショップ・カラーズが行ったものだろう。
 
 
 
 

約60センチ延長の三段シートはボディのファイヤーよりさらに明るいライトグリーンと白のツートン。ケツ上げしつつフルカウルともバランスを取っていることが分かる。
 
 
 
 

シートに挟んだコルク半は富士日照をデザイン。ラメ地にボディ同色の黒とキャンディーグリーンを用いてラップ塗装を施して統一感を演出。右サイドに装着したパトランプもワルさを強調するワンポイントアイテムとなっている。

さらにはハンドルにも軽スロを装着。カウルの外側を通しているのが洒落ている。しっかりと日本を意識して仕上げた、クオリティの高い台湾で一番ワルいザッパーだ。

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