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【GB】日本ではまず見ることがないストレンジな旧車會仕様の単発バイクが意外すぎた!

日本でいう旧車會で主流となっている車両は、一般的なバイク人気と旧車會での人気は若干の差異がある。適当なドラマではよく登場してくるオフトレイル車がリアルで乗られていることはまずなく、SR400やクラブマンなどのカフェ系バイクやNSRやFZRなどゴリゴリのレーサーレプリカ系もベース車としてチョイスされることは考えにくい。

メインとなるのは昭和後期の中型バイク。これは旧車會のルーツが族車にあるためで、70年代後半から80年代の2発・4発のバイクがメイン。改造しやすいパーツが揃っている、排気音がデカい、コールが切りやすいなどの条件でチョイスされたバイクがベースとなっているケースが多い。平成期にリリースされたバイクであっても、同じような条件を満たした車種が人気になっている。
 
 
 
 

ただし、これが海外となると事情は異なる。そもそも“昭和・平成の暴走族”という概念が無いし、日本と同じ車種のバイクが必ずしも手に入るわけではない。

そうした制約のなか、手に入るバイクを改造するという日本族車の海外ファンは多い。旧車自体の購入が難しいという国もあり、パッションが現実に追いつかないケースは珍しくない。

逆に、日本では目に触れないバイクを仕上げているケースはある意味で参考になる。こちらのGBは旧車會系のイジリをされることは皆無と言っていいが、カフェレーサー系であったりグラストラッカーであったりといったカスタムのベースになることは多いバイク。最初からカスタムされることを想定して、シンプルな仕様になっているともいわれている。
 
 
 
 

外装塗装のベースは日本の零戦。つや消しのモスグリーンをベースに、タンクのHONDAロゴのバックに日の丸を描いて、シート付近には黄色のラインを加えている。リアのつっぱりテールにも同様のラインで縁取りしているので、そのイメージはより強調されている。
 
 
 
 

ピヨピヨ付きのヘッドライトには、カーキの垂れが付いた風防を装着。クラシカルな戦闘機スタイルにはピッタリだ。

シールドの中央には「純愛」の文字が踊っているのだが、その下にはおよそ純愛とは言い難い、成人男性ならよくご存じのメーカーのステッカーが並ぶ。よくぞここまで集めたものだ。
 
 
 
 

マフラーは、元々が単気筒のため「集合管」とは呼ばないのだろうが、純正からメガホンマフラーに換装されていて、旧車會然としたルックスを手に入れている。

シートは約50センチ延長した、ブラウンとキャメルのツートンの三段シート。風防とのバランスを考えてセットされているのが分かる。ユニークなのがコルク半と突っ張りテールに描かれた「ガメラ」。たしかにリメイク映画も作られるほどの人気作品ではあるが、あえてゴジラではなくガメラをチョイスするセンスが面白い。

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