コロナ禍は落ち着いたとはいえ、けっして多くないパーツ供給を海外に頼っている旧車バイクは車両もパーツも高騰気味。旧車の価値は右肩上がりだが、ユーザーのことを考えると手放しでは喜べない状況だ。
そして、高騰したバイクを狙う窃盗事件も増えているという。
こういったらなんだが、何を言っても盗むヤツは盗む。バイクの持ち主にすればお金も時間もかけた、何物にも代えがたい宝物。だが、盗む側は宝物だから盗むわけで、両者の見解はどこまでいっても平行線のままだろう。
だとすれば、バイクオーナーも自衛手段を考えるしかない。そのための時間や金銭的な部分まで考えたら「なんでこちら側の負担が増えるんだ!」という話だが、被害時のデメリットを考えたら、対応は取らざるを得ないだろう。
防犯グッズはもちろん大切だが、今回は犯人をバイクに近づけないための措置を考えてみたい。
最近では、バイク盗難にGPSや小型の発信機などの電子機器を使用するケースが急増しているそうだ。
本人でも目が届きにくい、たとえばフェンダーの裏側などに装置を張り付け、電波の発信情報からバイクの保管場所を特定。少し時間を空けて人気のない時間帯を狙って“回収”を行うという。
いくらルートを変えても、ひと気を避けて車庫に入れても、発信機を使われてはひとたまりもない。
もっとも狙われやすいのはツーリングの食事や休憩中。
交代で見張り番をするか、休憩が終わったら常にフェンダーの裏側を目視で確認などの対応が有効だろう。
特にCBX400FやZ400FXなど、高額なのが旧車會以外にも知られているバイクのオーナーは気にかけていただきたい。
▼【胸クソ!!】ゼファー盗難の瞬間!!
執筆者:i-Q JAPAN編集部