旧車會で人気のバイクのなかでも特に高い支持を得ているGS400。人気車種だけにカスタムの仕方も様々。斬新なアイディアを盛り込んで最先端のバイクに仕上げている方もいれば、見た目のオリジナリティを重視する方もいる。どちらが正解かといえば、どちらも正解だろう。
こちらのGSは後者に属するタイプだろう。人気のGSのなかでも希少性が高いE3の外装を身にまとい、テールカウルも純正のまま。そこに純正と同様のカラーリングを施したフルカウルを装着してオリジナリティと独自性を両立した。タンクのSUZUKIロゴもペイントではなくエンブレムを装着している点もポイントだ。
個性を演出しながら残したクラシカルなイメージに合うよう三段シートもクラシカルな海老茶をチョイス。これが全体の雰囲気にも合っている。
GSといえば、の星型キャストホイールはBEETのキャストホイールに換装。鉄メッキのフェンダーと、さらに追加されたDAYTONAのスタビライザーとも相性がよく、統一感が感じられる。
マフラーは三協オート・八木スペシャル改のハス切り。人気のマフラーながらウェザリングで浮いた鉄サビの具合が旧車バイクによく合っている。
さらにハンドルも同じ三協オートの68ハン。ハンドルクランプでセットバックしてバランスを取りつつ操縦しやすいポジションを得ている。