CBXに限った話ではなく、ファイヤーパターンの印象は色合いはもちろんのこと、重なり合うフレアの数や太さによって、かなり左右される。
いにしえのファイヤーパターン、漫画『湘南爆走族』に登場する江口洋助のGSに描かれたファイヤーもあれば、タンクやカウルの8割以上を占める、密度の濃いファイヤーまで、そのバランスは様々だ。
こちらのCBXのファイヤーは、いうまでもなく後者。ショッピングピンクのベースに黒のラインと銀ラメのフチが付いたキャンディーピンクのファイヤーが、ところ狭しと折り重なっている。
基本となるパターンはあるようだが、それも必ずしも一定の規則性を保っているわけではなく、配置された場所によってさまざまにアレンジを加えているので単調さが感じられない。
ここまで色合いがピンクに寄っていると、全体をこの取り合わせで仕上げたくなるものだが、ポイントカラーとして紫×イエローを取り入れているのがユニーク。
スターターカバーやスイングアーム、リアのインボードリングなどでイエローのポイントを加えた紫のパーツを各所にバランスよく取り入れているので、マシンの立体感を感じることができる。
カラーリングでいうと、リムやブーメランコムスターなどは白塗りに。見た目に派手になるだけではなく、潮風によるパーツの腐食を防ぐのに使われていた手法。アルミだから腐食することはあまりないのだが、白塗りだけで海沿いの町に住んでいることがわかる。
ポイントごとに、ベースに合ったカスタムを施しているので多色使いでもそれぞれがケンカせず、まとまっている。三段シート裏側のステッカーチューンやコルク半のデザインなど、見るべきポイントはまだまだある、秀逸なバイクだ。
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