ネットオークションで詐欺られた! という声の大きさはもはや無視できないレベルにある
最近、当サイトに若いユーザーから多くの相談・報告が寄せられている問題がある。ネット上での取引トラブルだ。
目立って多いのが、ネットオークションなどで落札した単車やパーツが「思っていたものと違う」という声。「難アリ」「部品取り」などと明記してあったが、「ここまで酷いとは思わなかった」という程度問題から、「美品」「問題なく走れます」「本物です」などと書いてあったにも拘わらす不動車だった、明らかにコピー品だったという虚偽記載まで、報告内容は様々。なかには、「振り込んだのに現物が届かない」といった、詐欺まがいのかなり悪質な例もあった。
程度の問題に関しては、双方の見解の違いといわざるを得ない場合も多いのだが、問題はそれ以外のパターン。美品のハズの不動車などは問題外だが、「問題なく走れます」だと、異音やオイル漏れなどがあっても走れることは走れるし、出品者側にその知識がない場合もあるから厄介だ。
程度の問題に関しては、双方の見解の違いといわざるを得ない場合も多いのだが、問題はそれ以外のパターン。美品のハズの不動車などは問題外だが、「問題なく走れます」だと、異音やオイル漏れなどがあっても走れることは走れるし、出品者側にその知識がない場合もあるから厄介だ。
最良の対処法は、「怪しい話には近寄らない」こと。単車の場合は、
「ショップから購入する」
実際のところ、トラブルを完全に避けたいなら、これが最良の方法だ。ネットオークション最大の魅力は安さ。高額な車両なら、ショップ価格と20万円近い差額が生じる場合もあるが、前述のようなエンジンに異常がある車両の場合、その差額分くらいの修理代がかかることはザラにある。また、そういった車両だと異常がエンジンだけに収まるとは、到底考えにくい。これもまた、問題なのだ。
それでもなお、ネットでの売買がなくならないのは、多少のリスクを冒してでも価格面で恩恵を受けたいからだろう。本来なら、ネットで車両を購入する場合、ある程度は自分(もしくは仲間内)でバラして修復ができる、中級以上の腕前を持った方でないとおススメできないのだが、それでもネットオークションで車両を購入する際の注意点を、いくつか記しておきたい。ただ、これもあくまで参考なので、判断は自己責任で。
▲画像はイメージです
なるべく多くの記録を残す
購入する際の説明文や画像など、資料となるものは極力控えておこう。こうしたトラブルの場合、「言った、言わない」の水掛け論になることが多い。最初からそれを狙っている、タチの悪い出品者もいると聞く。文書は証拠能力が高いので、トラブルの際に有利に働くはずだ。当然、相手とのやりとりも電話などではなく、文書で。
なるべく多くの記録を残す
購入する際の説明文や画像など、資料となるものは極力控えておこう。こうしたトラブルの場合、「言った、言わない」の水掛け論になることが多い。最初からそれを狙っている、タチの悪い出品者もいると聞く。文書は証拠能力が高いので、トラブルの際に有利に働くはずだ。当然、相手とのやりとりも電話などではなく、文書で。
状態を詳細に記してもらう
購入前の質問欄で、エンジンやタイヤ、フレーム、電気系統などについて、個別に質問しておくのも有効。それで出品者から弾かれるようなら、最初からソコに問題があるとみて間違ない。うるさいヤツだと思われたくないなら、落札してから質問してもいい。これは“ノークレームノーリターン”の定義にはあたらない。善意の出展者であれば、ちゃんと答えてくれるはず。納得がいかなければ、その時点でキャンセルすればいい。
購入前の質問欄で、エンジンやタイヤ、フレーム、電気系統などについて、個別に質問しておくのも有効。それで出品者から弾かれるようなら、最初からソコに問題があるとみて間違ない。うるさいヤツだと思われたくないなら、落札してから質問してもいい。これは“ノークレームノーリターン”の定義にはあたらない。善意の出展者であれば、ちゃんと答えてくれるはず。納得がいかなければ、その時点でキャンセルすればいい。
購入相手の住所を限定する
本当のことをいうと、現車確認をするのがトラブル回避には一番なのだ。なるべくなら現車確認ができる距離の出展者だけに絞って検討するのがベスト。たとえ、実際に現車確認ができなかったとしても、「いざとなったら直接会いに行ける距離」というのは、悪徳出展者にとってはプレッシャーになるハズだ。これが北海道と鹿児島ほど離れていたら、そうもいかない。
いかがだろうか? 次回は、出展する側のトラブル回避について、触れてみたいと思う。
本当のことをいうと、現車確認をするのがトラブル回避には一番なのだ。なるべくなら現車確認ができる距離の出展者だけに絞って検討するのがベスト。たとえ、実際に現車確認ができなかったとしても、「いざとなったら直接会いに行ける距離」というのは、悪徳出展者にとってはプレッシャーになるハズだ。これが北海道と鹿児島ほど離れていたら、そうもいかない。
いかがだろうか? 次回は、出展する側のトラブル回避について、触れてみたいと思う。