「人を見た目で判断してはいけません」
小学校の頃、女の先生が教えてくれた。
そうありたい、とは思う。ただ、はき違えてはいけない。これは努力目標であって、真理ではない。
人は見た目で判断する。
偏見、といってもいいかもしれないが、むしろ人は見た目で判断されたがる生き物だから、それ自体が完全に悪いこととも言い切れない。
ただ、その偏見が取り返しのつかない結果を招くことがある。
「暴走バイクがいる!」
と通報したら、まさかの自分が検挙されるという事件が起こった。
岡山県の市道で、バイクに対する妨害運転をしたとして、20代男性が検挙された。
バイク2台の排気音が大きいことに腹を立て、約200メートルにわたって軽自動車であおり運転を繰り返し、バイクの走行を妨害した疑い。
❝男が「暴走バイクがいる」と通報し、警察が男の車のドライブレコーダーを解析したところ、妨害運転していたことが分かり、検挙しました。❞
見た目だけでバイク乗りを“暴走族”と判断し、執拗に追い回した結果、相手方はまったくなにも違反はなかった。
反対に、自身のあおり運転がドラレコに映ってしまっていたという訳だ。
暴走族風の見た目のバイク乗りより、正義を振りかざした一般市民の方が、よっぽど悪質だったというお話。こう言ったらなんだが、まあ、糞ダサい!
参照ページ
https://news.yahoo.co.jp/articles/d8c2c25a8e5c7e94b85d494f5be85d6fe095ce23
▼「暴走バイクがいる」通報で自分が検挙 妨害運転の疑いで20代男を書類送検