恐らく分からない人にはまったくピンとこない話なので最初に説明しておくが、タイトルの元ネタは『機動戦士ガンダム』に登場する“黒い三連星”。ガイア、オルテガ、マッシュの3人が操るジオン公国軍のリック・ドム小隊で、ジェットストリームアタックという三位一体の攻撃でガンダムを結構な窮地に陥れた人気キャラだ。
敵役のキャラにオリジナルの“フィニッシュ・ブロー”があること自体が珍しく、昭和のオジサンたちは似たキャラが3つ集まると、だいたい『“黒い三連星”か』と頭のなかで条件反射的に想像してしまう。
閑話休題。ということでこちらはGS400の三連星だ。
元々、県内ではほぼ流通していなかったバイクということで、台数自体がかなり少なめ。内地から輸送する必要があるため、購入した瞬間に相場プラス10万円程度のコストがかかってしまう。
それだけにレアな存在であることは間違いなく、イベントやツーリングで注目を集めるバイクでもある。
そんなGSを、ベースとなるスタイルのフォーマットを合わせて三兄弟……ではなく三連星として仕上げているのがこちら。元々は画像中央のGSが単独で存在していたものを、右側の黒いGSが兄弟車として仕上げ、さらに左の赤いGSが追加されていった、という経緯があある。
ピヨピヨにフルカウル、ハス切りマフラーに金の三段シートという部分は共通だが、それぞれの仕様にちゃんと個性と主張がある。
まず中央のGSはスポークホイールにダブルディスク&Gフォアのダブルアンチを装着。
BEETのフロン後フェンダーとツラを合わせたピヨピヨ付きのヘッドライトやカウルの高さなど、かなり計算づくで取り付けた痕跡が伺える。
そして外装色を統一させた右側のGSはホイールに特徴を持たせた。GS御用達の星キャスではなくGSX最後期の6本ホイール、俗にいう“扇風機”を採用。
足回りをごっぞりカタナから移植した、ということか。白塗りにしている点もポイントだ。
仕様はほぼ同一で、外装の色を黒ではなく赤に変換させているのが左側のGS。
特徴的な“扇風機”ホイールをこちらも装着、二本巻きの“のの字”外装パターンは同一に揃えつつ、色はまったく別にした。ハス切りのマフラーは黒。外装とマフラーの色を逆にした格好だ。
さらにはBEETのアルフィンカバーもデザインを変えてみたり、一台だけローレルウインカーであったりと、細かく見ていくと独自のパーツもちらほら。一台ずつ走っても、三台で走っても、ちゃんと目に付くところがカッコいい。
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