これからどんどん寒さを増していくこの時期。ヒートテックの極暖2枚重ねにウインドブレーカーも2枚重ねて全身使い捨てカイロを貼り付けてナイツー! というツワモノもいることはいるが、3月の声を聴くまでバイクはお休み、という冬眠宣言をする方も多いだろう。
そして、この冬眠時期にバイクのメンテナンスやカスタムを行う、という方も多い。
ちょっとしたパーツの付け替えや電装系の取り換えなどは、地味なうえに意外と手間を取る作業なので、一日かけて作業を行う必要も出てくるが、気温が高いとどうしても走りに行きたくなりがち。
そこで、冬のこうした時期はメンテナンスにも丁度いい。寒いけど。
そんな冬のメンテにお勧めなのが、『樹脂パーツの白化もどし』。旧車バイクの場合、全体的に樹脂パーツを使用している箇所自体がさほど多くない。一部の車種のウインカーのステーや外装パーツの“受け”の部分など、使用されているパーツは限定的といえば限定的だ。
とはいえ、全体がピカピカなのにこうした一部が劣化しているのは、見た目にもよろしくない。
ところで、これはちょっとした方法で新品同様に戻すことができる!
ガスバーナー!
白化は経年劣化で表層部の樹脂が超微細に砕けてしまったもの。変色しているわけではなく、組織が壊れて白く見えるだけ。これに熱を加えて組織を整えると、ほぼ新品同様の黒さを取り戻すことができる。
なので、ガスバーナーだけでなく電源が取れればヒートガンでも同様の効果を得ることができる。ただ、あくまでも対象物は樹脂なので、熱を加えすぎると溶けることだけはお忘れなく。
実際の作業を撮った動画もいくつか紹介されているので、参考にされてみてはいかがでしょうか。
[ガスバーナーの使用例]
[ガスバーナーとヒートガン比較]
[シリコーンオイルを使う手も]