CB250T(初期)
1977年7月に発表された、ヨンフォアの後継機がこの3バルブ2気筒のCB。愛称は“ホーク”。
全体的に丸みを帯びたデザインが特徴で、そのタンクの形状から“やかん”とも呼ばれる。
この最初期の250Tのみ、ホイールがスポークだった。外装の3本ラインは、その形状から“ラッパライン”と言われることが多い。
CB250T(中期)
発売から1年を待たずして、1978年4月に最初のマイナーチェンジが行われる。今にして思えば愛嬌のある初期のやかんタンクも、当時は「野暮ったい」など不評の声が大きかった。
そこで外見的にはこのタンクのデザインを変更し、より立体的なデザインに。
こちらは“角タン”“角タンク”などと呼ばれた。ホイールはこれ以降コムスターに。
CB250T(後期)
1979年には再度のマイナーチェンジが行われ、サイドカバーの形状が変更された。
初期では“座布団”とまで呼ばれたシートも、かなりの改良・向上がみられた。
CB250N
1979年には、デザインを一新した250Nが投入された。当時の資料を見ると、完全なモデルチェンジというより新たなバリエーションのひとつとして投入されたようだ。
外装のイメージは同じCBの750F。コムスターは黒になった。写真の青×黒は250Nのみのオリジナル外装だった。愛称は“ホーク”。ギアは6速になった。
スーパーホーク
250Nをさらにグレードアップさせたのが、このスーパーホーク。
ダブルのフロントディスクブレーキに加え、リアもディスクとなりトリプルディスク化された。
ホークシリーズは逆輸入車も多く存在するが、トリプルディスクは国内生産車のみの仕様。キックが廃止されているので、キック無しのシルバーエンジンは、イコールこのスーパーホークのエンジンということになる。