最近の10代から20代前半のバイク好きが旧車に乗りにくい事情はいくつかあって、ひとつは旧車価格が高騰していること。バブでも5~60万円、車種によっては100万円越えのケースもある。なかなか予算感が合わなくなっているので、旧車バイクが欲しくても経済的な理由で入手ができなくなっているパターンだ。
そしてもうひとつが、走っていることをとがめられて走るに走れなくなってしまうケース。チームに入っていればまだいいが、そうでない場合は地元のややこしい先輩や、最悪の場合“コルク狩り”に遭遇してしまったりと、あまり好ましくない状況に陥るパターンだ。
後者のような状況にならないための措置として、三段シートやサイレンサーを用途によって使い分ける旧車オーナーもいるという。
シートも三段シートとタックロールの段シートを使い分け、街乗りではサイレンサーを入れて大人しめに乗るという使い分けを行って、トラブルを回避するという乗り方だ。
できればi-Q JAPANに出てくる旧車會ショップなどを訪問して、チームの紹介を含めたトラブル回避の相談してみるのが一番手っ取り早いのだが、地域によっては、そうもいかないケースは生まれてくるだろう。
そういったケースで参考になりそうなのが、こちらのバブ。外装は比較的シンプル、シートはタックロールの段シート。風防もカウルも装着していない絶版車カスタムをほどこしたバイクだ。
かといって、ただシンプルなだけのバイクではなく、マーシャルのフォグに合わせてウインカーもイエローに。ホイールのコムスターはゴールドに着色している。
そしてハンドルは絞りのアップハンに換装。アクセル側にはスロットルが軽くなるワイヤーのホルダーも装着されている。生ゴム製のハンドルグリップも雰囲気を醸し出している。
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執筆者:i-Q JAPAN編集部