まずは、コチラの画像をご覧ください。通称“ヤカンタンク”のHAWKⅡです。あまり尊敬が感じられない言い方でもわかるように、このタンクの形状は当時、大いに不興を買いました。「不興を買う」を簡単に言うと、不人気だったワケです。今見ると「いうほどヒドいかなぁ?」と思う方も多くいらっしゃるとは思いますが、実際に人気はなかったようです。
そうした経緯から登場したのが、タンクの形状を変更して登場した二代目、通称“角タン”。250は、このタイミングでスポークホイールから400と同じコムスターホイールになりました。
その画像がコチラ。ジャジャン!
さらに、その一年後の’79年には再度マイナーチェンジを行います。
“座布団”といわれたシートの形状に大幅な変更が加えられているのが分かると思います。それ以上に気になるのが、サイドカバー。全体のシルエットが、だいぶシックリくると思いませんか? ここに角タンとしての完成を見るワケですが、前回のマイナーチェンジ時のバブを、もう一度ご覧ください。
そう、ココではまだ、ヤカン当時からサイドカバーが変更されていないんですね。いや、どんだけヤカンタンク変えたかったんだよホンダ、って話です(笑)。
やっとここで掲題の“78年のT”の話になってくるんですが(長かった!)、つまり角タンにヤカンタンクのサイドカバーを持ったバブ、それが“78年のT”! マイナーチェンジは’79年だから実際には’79年製は存在するのですが、儚さを表現するためにあえて年号で呼ぶと、ちょっと絶版車マニアっぽくないですか?