CM400Tは、CB400Nが発売された53年8月の一年後、昭和54年8月に発売されたバイクで、CBとは親戚とか兄弟車とかいう扱いをされることもある。というのも、このCMはフレームこそオリジナルだがホークⅢと同じエンジンを搭載しているからだ。
外見は純然たるアメリカンだが、シートを外して三段に乗せ換えてしまえばバブに見えないこともない。というか、メーターやサイドカバーまで換えてしまえば素人には見分けがつかないレベルで、よく似た単車だ。
そして市場価格はホークⅢに比べるとお値打ち感があるので、あえてCMを購入してバブと同じような改造を施す人もいる。
価格面でのメリットはもちろん、旧車會で乗り継がれていないようであればエンジンの痛みも少なく、逆にカスタムの幅も広がるので、最初から知っていて乗るぶんには何の問題もない。
そう、個人でCM改のバブ仕様を乗っている分には何の問題もないのだが、最近ではこのCMをバブと称してネットオークションなどで個人売買しているケースが増えているそうだ。
売った側はCMと知りつつホークと偽って売るケースもあれば、売る側もかつて「バブだよ」と言われて購入し、そうとは知らずに出品している場合もあるので話はややこしい。
バブだと思って購入して、手元に来たのがCMだったとしよう。おそらく、バブとしては比較的安価で購入できると思うのだが(気づいている人は入札してこないから、価格が伸びていかない)、今度はこれを売却するとなった場合、CMだと判明したら購入価格を売却価格が下回るケースも十分に考えられる。
それどころか、虚偽の申告をしたとして何らかのペナルティを課されることすらあるのだ。
こうした詐欺まがいの不当な取引を防ぐには、打刻番号の写メをやりとりすればいい。ホークは頭にCB400N(もしくはT)の文字が入るが、CMは打刻版の頭がNC01となっている。
もっとも、一番安全に単車を購入する方法は、ショップから買うことなのだが。
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